2019年12月9日

さいたま市長 清水勇人さん

“おいしく”収入アップ 市役所キッチンカー

2019年12月9日

きょうは東京から少し足を延ばして、お隣のさいたま市へ。

こちら、さいたま市長の清水勇人さん(57)です。

足取り軽く向かったのは、市役所の正面玄関脇に並んだ2台のキッチンカー。

エビやムール貝などを贅沢に使った「ブイヤベース」と「たい焼き」を選んだ清水さん。

温かそうですねー。

このキッチンカー、市役所に食堂がないさいたま市が、敷地を事業者に貸して“おいしく”、毎月約15万円の収入増も見込もうと9月から試験的に始めました。

毎日違うキッチンカーが来て、バリエーションも豊富とのこと。

「地域の人や職員の利便性も上がり、温かい昼食もとれて市の収入もアップ。『一石三鳥』で評判も上々です」

清水さんは市長室へ。温かそうなキッチンカーランチをいただきます。

市長を囲んで座るのは若手職員たち。
この日は12月8日の「さいたま国際マラソン」の打ち合わせも兼ねた、若手職員との懇親ランチ会でした。

なんと、ここにいるメンバー、大会運営だけでなく、交代しながらフルマラソンを走るんだそうです。

一方の清水さんは…
1人で42.195キロ、走っちゃうんですか??

「フルマラソンを完走した人でしか分からない達成感があるんです。練習して、節制して、体調管理もしてって、大会という目標がなければなかなかできません。全力を出し尽くして ゴールした後は快感、格別です」

清水さん、55歳でフルマラソンデビュー、今回が3度目のチャレンジとのこと。

大好きなお酒も控え、公務後に週3回のトレーニング、週末は最低でも15キロを走るとか。

自己管理してますね~。

「ゴールしたらまずビールを飲んで、ずっと我慢していたラーメンも食べて、アイスクリームも…そんな自分を思い描きながら走るのも、楽しかったりしてね(笑)」

分かるなあ、その気持ち。

清水さんは10年前の市長就任後から、スポーツを活用したまちづくりを推進する条例を作り、オリンピックの代表選考レースを兼ねる「さいたま国際マラソン」や自転車レースを誘致するなど、スポーツ事業に力を入れてきました。

「スポーツは人を勇気づけたり、健康増進につながったり、市が抱える少子化や高齢化の課題を解決につなげる力があると考えています。自転車専用道路も増やしました」

ただ清水さん、忙しくてキッチンカーに行けない日もあるんだとか。

特にことしは台風が相次ぎさいたま市でも、けが人や、900棟以上が床上浸水する被害が出ました。

さらに台風19号の時は、参議院埼玉選挙区の補欠選挙の真っただ中で、市内の掲示板の一部を撤去する対応にも追われました。

そんな忙しい日に登場するのがこちら。

妻、典子さんの”愛妻弁当”!

フルマラソン前なので野菜が中心で量も少なめ。
週3日は「おかゆ」で炭水化物の量を減らし、糖質制限をしているとか。
おかげで体重も2年前から10キロ減って、73.5キロに。

しっかり愛されてますね。

でも、あれ?
さっき「たい焼き」買ってませんでした??

「小さめのものを…半分だけなら…」

行ったな-、ガブリと。糖質制限は明日からですね。

最後は全員で拳を掲げて
「完走目指してがんばるぞー!」

仕事もマラソンも期待してますよ!

ごちそうさまでした。