2019年4月12日

自民党 筆頭副幹事長 稲田朋美さんほか

永田町の“女子会”ランチ

2019年4月12日

お昼どき、国会近くの自民党本部で「女子会」が開かれていると聞いて、お邪魔しました。
続々と集まる女性議員。

「女子会」といいましたが、実のところ、こちらは女性の政治参加を促そうと、自民党の筆頭副幹事長を務める稲田朋美さん(60)らが立ち上げた議員連盟の総会なんです。

この日は、当選1回の若手から、猪口・元少子化担当大臣などの閣僚経験者まで19人が参加してランチをともにし、特別ゲストとして幹事長の二階さんが招かれました。

自民党本部で昼に開かれる会合で、政治家が食べるのは、カレーライスが定番ですが、「女子会」で出されたのは「サンドイッチボックス」

ポテトサラダやかぼちゃ、チーズなどを特製のパンで挟んだサンドイッチに、サラダとフルーツも付いて、1500円です。
「いろんな種類のサンドイッチが楽しめていいでしょ。私のお気に入りはポテトサラダです」

このランチには、稲田さんの思いが込められているそうです。
「これは、女性オーナーが作ったサンドイッチなんです。1人でお店を立ち上げて、最初は、お子さんをおんぶしながら作っていたそうです。頑張っている女性の意気込みが、この会の趣旨にふさわしいと思って。女性の議員連盟なので、ランチも、女性の経営者の応援や、健康、環境とかにこだわりたい」

「素敵!」「おしゃれ!」「フルーツまで入ってる!」

集まった女性議員たちにも好評です。

「女性議員ならではの悩みを相談する機会がもっと欲しい」
「女性候補者に特化して選挙の応援をしよう」
サンドイッチを片手に、議論が弾みます。

その場で、二階幹事長は、女性議員が自由に使える部屋を党本部に設けることを提案。仕事中に子どもを遊ばせたり、女性議員が意見交換するサロンとして活用するそうです。

稲田さんは、当選5回ながら2度入閣するなど、キャリアを重ねてきました。しかし、おととし、PKO部隊の日報問題などを受けて防衛大臣を辞任。
「反省もいっぱいあるんですけど、あの時の失敗も伝えたいなって。心構えだったり、あとから思えば、ちょっとまずかったなということもあるんで」

失敗や反省も共有して、活躍の糧にしてほしいということなんですね。

一方で、党内では、こうした稲田さんの動きは、再起に向けた足場固めではないかという見方も出ています。
「仲間作りや意見交換はとても大切。それを足場固めと言えば、そうかもしれないです。女性活躍を進めていくためにも、私も政治家になった以上、総理大臣になることを目指しています。女性でも、失敗しても、チャレンジが可能なんだっていうことを見せたいです」

女性議員のさらなる飛躍を目指す“女子会”ランチ。

ごちそうさまでした!