2019年2月18日

自民党 行政改革推進本部長 塩崎恭久さん

塩崎さんの口酸っぱいランチ

2019年2月18日

連日、審議が続く国会。
午後の衆議院本会議を前に、議員会館の事務所でランチをとるのは、塩崎恭久さん(68)です。

メニューは、議員食堂から秘書に持ってきてもらった「かた焼きそば」。スープが付いて720円。

厚生労働大臣を務めていた時も2、3日に1度は、食べていたそうです。
「委員会の審議が長引くことが多かったので、冷めたのを食べていたな。国会内で担当者からレクチャーを受けながら」

塩崎さんが、これを食べる際、欠かせないものがあります。
それが「お酢」です。この日も、容器いっぱいに入ったお酢が用意されていました。

「かた焼きそば」に「酢」は、よくある組み合わせですが、驚いたのは、その量。
「しっかりかけないとね」と言いながら、容器を傾けて2周、3周、4周…。
まだ、かけるんですか!?

「説明に来る役所の担当者が、酢をジャーってかけるのを見てさ、目が点になってるんだよね。びっくりして。中華料理はすべてにかけるよ。デザート以外は。チャーハンとかラーメンとかにもかける。お店でも、卓上に置いてあるのだけじゃ足りなくなっちゃって、追加で『持ってきて』って頼むの」

なみなみと注がれるお酢を見ているだけで、口の中が酸っぱくなってきました。
「お酢そのものが好きで。なんかシャキッとするの。体が引き締まるっていうかね」

そう言いながら、さらにお酢を追加。

『かた焼きそば』がふやけて、普通の『焼きそば』に…。
五目のあんかけも、まるでスープみたいになってます。

本当に酸っぱいものが好きなんですね。
「サラダのドレッシングも飲んじゃったりして。中華系じゃないとレモンもかけるね。うどんとかにもかけるよ。レモンを半分に切って、ジャブジャブと。おっと、むせそうだな」

なんでも、塩崎家のドレッシングは、塩崎さんのお手製だとか。
その配合も、油1に対して、お酢が9。
家族には慣れた味だそうですが、酢の海に野菜が浮いているようだと言います。

安倍政権で官房長官や厚生労働大臣を歴任した塩崎さん。
現在は、自民党の行政改革推進本部の本部長を務めています。
目下の課題は、公務員制度改革。
自分が大臣を務めていた時にはすでに起きていた厚生労働省の統計不正問題もあり、おのずと官僚に対する目は厳しくなるようです。
「今の官僚は世界や先の時代を見る目が不足している。学生から就職してずっと霞が関にいると、どうしても視野が狭くなる。地頭は良い人はいっぱいいるけど、最先端の動きを知らないと、今の国際競争にはついていけない。官の中にずっといるのも良くないんだ」

新しい時代を担う優秀な人材を育成するため、もっと官民の交流を進めるべきだと主張する塩崎さん。
「あまり言い過ぎると良くないけどさ…」と言いつつ、最後にお皿に残ったお酢までしっかり飲んで、完食しました。

官僚に厳しい仕事ぶりで知られる塩崎さん。これからも口酸っぱく訴えていくようです。

ごちそうさまでした!