国会審議の合間の昼休み。

参議院の地下のそば店で、メニューも見ず「豚きのこ」と注文する、いかにも常連といった男性は…

国家公安委員長の山本順三さんです。

本日のランチは、「豚肉ときのこのつけ汁せいろそば」、そしてトッピングの「ちくわ天」で、合わせて720円です。
「これがいちばん好きだな」

地元・愛媛で県議会議員に初当選したのが、28歳の時。以来、37年間、政治家一筋の生活を送ってきました。

毎回必ず頼むという、ちくわ天につけ汁をたっぷり絡めます。

「愛媛は魚の練り物がうまくてな。昔からよく食べていたから、今でもついつい頼んでしまうんだよ」

国会では、２月に入って予算委員会での審議が始まりました。閣僚として朝から夕方まで１日中、委員会室に詰めている山本さん。忙しい中、平日１週間のランチはどうしていたんですか。

「そば、そば、うどん、そば、スパゲッティ」

えー！　めん、めん、めん、の麺づくし。
いつもランチを一緒にとる秘書官の男性が「これ、本当の話ですよ」とボソッとひと言。

しかも、すべて国会の地下のお店だとか。いやー、麺がお好きなんですね。
「好きとかこだわりとかじゃなくて、時間がないときの習慣になってるんだよな。１番が『豚きのこ』で、２番がこの時期によく食べる『鍋焼きうどん』」

「その次は『カレーそば』だな。どれもこの１週間で食べたぞ」

時間があるときや、お休みの日は、と尋ねてみると。
「そうだな、焼きそばだな。ちょっと焦げた麺にあんかけ。これがうまいんだ。ラーメンもお気に入りの店があるんだよ。そういえば、きのうは夜も麺を食べたなぁ」と笑う山本さん。

結局、麺が好きなんじゃないですか！

最後に「麺ばかりじゃ記事にならんか」と気づかって、はにかみながら教えてくれたのが。

「実は、大学を卒業したばかりの娘に教えてもらった表参道のカフェがあってな。そこのフレンチトーストがおいしくて、休みで時間があるときにたまーに行くんだよ。若い女の子ばかりのおしゃれな店で、俺が食べてるのは恥ずかしいけどな」

意外な「面」も、お持ちのようで。

次は、おしゃれなカフェのフレンチトースト、ご一緒させてくださいね。
ごちそうさまでした！