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なにかと難しくてわからない政治のことば、このコーナーで解説するよ

ぱほりん

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今回は
護衛艦「いずも」「かが」

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護衛艦「いずも」「かが」とは

護衛艦「いずも」「かが」は、自衛隊最大の護衛艦で、海上自衛隊を代表する艦船です。
艦首から艦尾までが平らな「全通甲板」(ぜんつうかんぱん)が特徴で、全長は248メートルあります。
主に哨戒任務にあたるヘリコプターを14機搭載できます。
2018年12月に策定された新たな「防衛計画の大綱」で、両艦とも事実上の「空母化」に向けた改修が行われることが決まりました。改修後には、アメリカから購入する短距離離陸型の最新鋭戦闘機F35Bが10機程度、搭載される見込みです。
改修では、F35Bのエンジンが発する高熱に甲板が耐えられるようにするほか、管制機能が強化されます。
F35Bは、空母のように短い滑走路でも離陸し、垂直に着陸できるのが特徴で、政府は今後、42機導入する方針です。
国内ではアメリカ海兵隊が山口県の岩国基地に配備しています。
事実上の「空母化」後、「いずも」「かが」は、海洋進出を強める中国を念頭に、南西諸島や日本周辺の太平洋海域の防衛強化の役割を果たすことが期待されていて、離島の航空基地が損害を受けた場合に代わりの滑走路となることや、アメリカ軍が強襲揚陸艦などで運用するF35Bが緊急時に着陸するなど、日米の相互運用性を高めることも想定されています。
空母は、日本ではかつて旧海軍が保有していましたが、戦後、自衛隊は、専守防衛の観点や、アメリカ軍との役割分担、さらに、周辺国への配慮もあり、保有してきませんでした。

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