「シンボルは 成長は
地域が作り出す」石破氏

自民党総裁選挙への立候補を表明している石破元幹事長は、28日朝、東京の大田市場で、地元・鳥取県産の梨をPRするイベントに参加し、地方創生にかける思いを語りました。

「選挙になったので、地方の支持を求めて地方重視ということは言ってはいけない。二十世紀梨は、30年以上前からアメリカや台湾や香港に輸出している。ある意味で日本の農産物輸出の先駆けだ。鳥取県はちっちゃな県だけど、良い物を作り、付加価値をつけ、世界に売る。そのシンボルが二十世紀梨だと。そういうものを全国に発信していく。『大都市や大企業が儲かったから、それの影響が地方に及びますよ、中小企業にも農家にも及びますよ』ではなく、成長ってのは、地域が作り出していくものです。政府はそれを一生懸命応援していますということだと思います」

「この日本は、ある意味で、ものすごい荒れた天候の中を進んでいかなければなりません。荒れた天候の中で、どのように舵を取るかということです。『俺が舵を取るぞ』だけでなくて、状況をきちんと認識して、船に乗っている人たちに正確に説明し、そして信頼感を持ってもらう。それが舵取りだと思います」