日ポーランド外相会談 中国
念頭に国際秩序維持で一致

茂木外務大臣は訪問先のポーランドでラウ外相と会談し、覇権主義的な行動を強める中国を念頭に、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持、強化することが重要だという認識で一致しました。

G7=主要7か国の外相会合に出席するためイギリスを訪問していた茂木外務大臣は、ポーランドの首都ワルシャワに移動し、ラウ外相と2時間余り会談しました。

この中で、茂木大臣は、中国による「海警法」の施行を含め、東シナ海や南シナ海で一方的な現状変更の試みが継続、強化されているとして深刻な懸念を表明しました。

そのうえで、「『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けて EU=ヨーロッパ連合の中で存在感を高めているポーランドとの連携を推進していきたい」と述べました。

これに対しラウ外相も強い支持を表明し、両外相は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持、強化することが重要だという認識で一致しました。

また、両外相は、両国が政治や安全保障、それに経済協力など幅広い分野で関係強化を進めていくための新たな行動計画に署名しました。