費の問題だけでない」
議員への文書ペーパーレス化

経費の削減などにつなげようと、衆議院は、国会議員に配る文書の一部をペーパーレス化することになりました。

国会議員に配る文書のペーパーレス化は、日本維新の会が、経費削減などのために導入を求め、去年から衆議院議院運営委員会の理事会で検討されてきました。

そして、26日の理事会で、政府が発行する、いわゆる「白書」などの報告書と、国民から寄せられた「請願」の取り扱いを記した文書は、紙での配布をやめ、電子データによる閲覧に切り替えることを決めました。

一方で、「議案」や「会議録」などのペーパーレス化には、法改正が必要だということで、理事会では、今後、対象を広げるかどうか、引き続き検討することにしています。

日本維新の会の遠藤国会対策委員長は記者会見で「各党の判断に敬意を表したい。経費の問題だけでなく『改革を進めよう』と発信することが大きな目的で、まずは第一歩だ」と述べました。