宮城県知事 独自の緊急事態
宣言へ 感染者急増で

宮城県内では17日に初めて感染確認の発表が100人を超えるなど、感染者が急激に増加していることを受けて、村井知事は県独自の緊急事態宣言を出す方針を固めました。飲食店などへの時短要請は行いませんが、仙台市内の繁華街で集中的なPCR検査を実施することにしています。

宮城県内は17日、新型コロナウイルスの1日の感染確認の発表が107人と、過去最多となるなど感染者が急増しています。

宮城県の村井知事はこのまま感染拡大が続けば、医療提供体制がひっ迫するおそれがあるとして、県独自の緊急事態宣言を出す方針を固めました。

期間は来月11日までで、範囲は県全体です。

飲食店などへの営業時間の短縮要請など県民に対して新たな要請は行わず、歓送迎会や花見での大人数の宴会の自粛などを引き続き求める形になる見込みです。

ただ、特に仙台市内で感染が拡大していることから、市内の繁華街で集中的にPCR検査を実施することにしています。

村井知事は午後5時半から仙台市の郡市長とともに記者会見を開いて、正式に表明することにしています。