総務省幹部の接待問題
「武田大臣が真相究明を」

総務省の谷脇総務審議官らが、NTTの社長らから違法な接待を受けていた問題で、参議院予算委員会で、立憲民主党が武田総務大臣の責任を追及したのに対し、菅総理大臣は、引き続き武田大臣が真相究明に全力を尽くすべきだという考えを示しました。

参議院予算委員会では、衛星放送関連会社からの接待問題で懲戒処分を受けた総務省の谷脇総務審議官らがNTTの社長らとも会食していた事実が確認されたとする総務省の中間報告をめぐり、質疑が行われました。

この中で、立憲民主党が新たな事実が次々と出て、総務省の調査は信頼できないとして、武田総務大臣の更迭を含め責任を追及したの対し菅総理大臣は「調査を行い、改善していくことが武田総務大臣の責任ではないか。しっかり真相究明を行い、総務省を立て直してほしい」と述べ、引き続き武田大臣が真相究明に全力を尽くすべきだという考えを示しました。

また、武田大臣は、谷脇氏が、今月4日の参議院予算委員会で「提示された金額を負担したと思う」と答弁していたのに、総務省の中間報告では、実際に負担していたのは3回の会食のうち1回だったとしていることについて「そのたびごとに答弁が変わることは、大変、遺憾だ。真実に基づいて、しっかりと報告を重ねていきたい」と述べました。