ミャンマークーデター
自民外交部会など非難決議

ミャンマーのクーデターを受け、自民党の外交部会などは、非難決議を取りまとめ、政府に対し、アウン・サン・スー・チー国家顧問らの解放や民主的な政治体制の回復などをミャンマー軍に働きかけるよう求めていくことにしています。

自民党の外交部会や外交調査会などの合同会議は、5日、ミャンマーのクーデターに対する非難決議を取りまとめました。

この中では「ミャンマー軍は民主化プロセスに逆行する行動をとっており、われわれは重大な懸念を表明し、強く非難する」としています。

そのうえでミャンマーと強固な関係のわが国に課せられた役割は極めて大きいと指摘し、◇アウン・サン・スー・チー国家顧問をはじめとした政治指導者など、不当に拘束された関係者の速やかな解放や◇去年の総選挙の結果を踏まえた民主的な政治体制の回復などをミャンマー軍に働きかけるよう政府に求めています。

また◇ミャンマーに行っている経済協力について、事態の推移や国際社会の動向を見極めて対応を検討すべきだなどとしており、近く、決議を政府に提出することにしています。

一方、5日の会議では、アメリカのバイデン政権が台湾をめぐって中国へのけん制を強めていることを受けて、台湾に関する政策を議論するプロジェクトチームを立ち上げることも決めました。