「Go Toイート 混乱は
遺憾」野上農相

外食需要を喚起する「Go Toイート」のポイント付与の事業で、付与されるポイントを下回る少額の食事をして差額分を得ようとする利用が問題になり見直しを行ったことについて、野上農林水産大臣は「混乱を生じさせたことは遺憾だ」と述べ、飲食店や利用者に丁寧に説明していく考えを示しました。

今月始まった「Go Toイート」のうち、指定のサイトで予約した店で食事をするとポイントが付与される事業では、少額の食事をしてポイントとの差額分をためる利用が問題となりました。

このため農林水産省は仕組みを見直し、予約サイトの事業者を通じて飲食店に対し、ポイント付与の条件に、一定の金額要件をつけたりコースの予約だけに限定したりするよう求めました。

これについて野上農林水産大臣は9日の閣議のあとの記者会見で、「結果として飲食店に混乱を生じさせたことは誠に遺憾だ」と述べました。

そのうえで野上大臣は「見直すべきところは見直したうえで、今後ともキャンペーンを通じて感染防止と経済活動の両立が図られるよう努力したい。飲食店や消費者に対してはサイトなどを通じたり、さまざまな場面を通じたりして丁寧に説明をしてまいりたい」と述べ、見直しの内容を丁寧に説明していく考えを示しました。