京大会 今までと
変わりなく準備進める」

新型コロナウイルスをめぐって、WHO=世界保健機関が、パンデミック=世界的な大流行になっているという認識を示したことについて、橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣は、記者団に対し、「各国がしっかり対応することで、感染症をコントロールできるという話もあったので、安心と安全の東京大会が実施できるよう、今までと変わりなく取り組んでいきたい」と述べました。

一方、東京大会の組織委員会の理事が、仮に大会を予定どおり開催できない場合には、1年か2年の延期が現実的だという考えを示したと一部で報じられていることについて、「組織委員会に確認し、森会長も『公式見解ではない』と話しているので、政府として、予定どおりに万全の体制で開催できるよう、しっかりと準備していきたい」と述べました。

組織委 遠藤会長代行「予定どおり開幕目指すことに変わりない」

WHOが「新型コロナウイルスはパンデミックと言える」と認識を示したことに対し、採火式に出席するためにオリンピアに滞在している東京大会の組織委員会の遠藤利明会長代行はNHKの取材に対し「WHOの判断は大事にしないといけないが、皆さんがひとつひとつ対応をしっかりして、十分に収束して開幕を迎えられると思っている。予定どおりに開幕を目指すことに全然変わりない」と述べました。

また、現地時間の12日朝、遠藤会長代行はIOCのバッハ会長と会談し、新型コロナウイルスについては「皆さんが大変苦労しているし心配ではあるが、世界の皆さんが協力してくれているので、みんなで7月24日を元気に迎えようと話した」とやり取りを明かしました。