泉環境相 2週間程度の
育児休暇取得へ

小泉環境大臣は、月内に予定されている第一子の誕生後、2週間程度の育児休暇を取得する意向を表明しました。

小泉環境大臣の妻のフリーアナウンサー、滝川クリステルさんは、近く第一子を出産する予定で、小泉大臣は、育児休暇を取得するかどうか検討していました。

小泉大臣は15日開かれた省内の会議で、環境大臣としての公務を全うするとしたうえで、育児休暇について「どのような形で取得するかとても悩んだが、制度だけではなく、空気を変えていかなければ、育児休暇を取得する公務員も増えていかない」と述べました。

そして、妻の出産から3か月の間に合わせて2週間程度の育児休暇を取得する意向を表明しました。

育児休暇の取得中、小泉大臣は、省内の打ち合わせをテレビ会議システムで行うことや、公務の一部を副大臣や政務官に代行してもらうことなどを検討しているということです。

官房長官「男性の育児参加促進によい影響期待」

菅官房長官は午前の記者会見で「小泉環境大臣からは、公務最優先、危機管理万全という条件のもとで育児のための時間を確保されると聞いている」と述べました。

そのうえで、菅官房長官は「男性の育児休業は、取得しやすい職場風土や社会機運の醸成が大事だ。政府としても去年、男性国家公務員の取得促進に向けた方策を公表しており、小泉大臣の取り組みが官民問わず男性の育児参加の促進によい影響を及ぼすことを期待したい」と述べました。