ージス「住宅地との距離
重要な考慮要素に」防衛相

新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を配備する候補地をめぐり、河野防衛大臣は、住宅地との距離を重要な要素として再調査を進めていることを明らかにしました。

新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備をめぐり、政府は、秋田市の陸上自衛隊新屋演習場を候補地の1つとして示しましたが、調査データのミスなどが相次いだため、新屋演習場だけでなく、青森県の弘前演習場や国有地を含めた20か所で、再調査を行っています。

河野防衛大臣は、5日開かれた衆議院安全保障委員会で、「不安や懸念を解消し少しでも安心いただく観点から、『住宅地などとの距離を重要な考慮要素としていく』と防衛省から菅官房長官に報告し、『その方向でしっかり行うように』と言われてきた」と述べました。

そして「ゼロベースで公平に検討すると申し上げているので、どの地点でも同様の検討を行っていく」と述べ、住宅地との距離を重要な要素として再調査を進めていることを明らかにしました。

菅官房長官「信頼回復へ再説明準備を」

菅官房長官は臨時閣議のあとの記者会見で、「具体的な評価方法については、防衛省において今後検討していくことになるが、信頼回復できるように、しっかりと再説明に向けた準備を実施してもらいたい」と述べました。