活再建の取り組み
進める方向へ 支援を徹底」

千葉県の森田知事は20日開かれた台風15号についての災害対策会議で、家屋の被害状況の調査や災害廃棄物の処理など生活再建に向けた対策を加速させるよう指示しました。

千葉県に大きな被害を与えた台風15号について千葉県は20日、5回目の災害対策本部会議を開きました。

この中では、県の担当者から、被災した自治体では、り災証明の手続きを進めるため家屋の被害状況を評価する人員が求められていて、今後、総務省への支援要請を検討していることや、在宅で介護を受けている人の安否確認を行う職員が不足し、県から応援職員を重点的に派遣していることなどが報告されました。

また、大量の災害廃棄物の処理や仮置き場の運営に苦慮している自治体が多いとして作業や運搬の支援に当たっていることも報告されました。

これに対し森田知事は「被災した人の生活再建に向けた取り組みを進める方向へ状況は変わりつつあり、市町村への支援を徹底して、県としてできる最大限のことを行う必要がある」と述べました。

また、農林水産業や商工業では台風による被害としては、過去最大級の被害額に達しさらに拡大する見込みだとして被害状況の把握を急ぐとともに具体的な支援策を早急に示すよう指示しました。