ニメ会社消火と選挙運動
絡めた演説で京都市長が陳謝

京都市の「京都アニメーション」のスタジオが男に放火され、33人が死亡した事件をめぐり、京都市の門川市長は、参議院選挙の応援演説の際に、火災の消火活動と選挙運動を関連付ける不適切な発言をしたとしてコメントを発表し陳謝しました。

京都市によりますと、門川市長は18日夜、京都市上京区で行われた参議院選挙の候補者の集会で応援演説を行いました。

この中で門川市長は「大変な火事が起こっている。火事は3分、10分が大事。選挙は最後の1日、2日で逆転できる」と述べ、火災の消火活動と選挙運動を関連付ける発言をしたということです。

この発言について門川市長は19日、コメントを発表し「事件について多くの方が不安や悲痛な思いを抱かれているなか、不適切であり心からおわび申し上げます」と陳謝しました。

また、コメントでは「亡くなられた方に哀悼の意を表するとともに、負傷された方の1日も早い回復をお祈りします。警察と連携して原因の徹底究明と再発防止に全力を尽くします」としています。