日本とベトナム 核化や
拉致解決に向け連携確認

安倍総理大臣は、日本を訪れているベトナムのフック首相と会談し、30日に行われた3回目の米朝首脳会談などについて意見を交わし、非核化や拉致問題の解決に向け、北朝鮮と関係が深いベトナムと連携していくことで一致しました。

安倍総理大臣はG20大阪サミットに合わせて日本を訪れているベトナムのフック首相と総理大臣官邸で会談しました。

この中で、安倍総理大臣はG20サミットの成功への協力に謝意を示したうえで、「来年、ASEAN=東南アジア諸国連合の議長国を務めるベトナムと、国際社会のさまざまな課題にともに取り組んでいきたい」と述べました。

会談で両首脳は30日に行われた3回目の米朝首脳会談について意見を交わし、2回目の米朝首脳会談が首都ハノイで開かれるなど、北朝鮮との関係が深いベトナムと非核化や拉致問題の解決に向けて連携していくことを確認しました。

一方、これに先立って、両首脳の立ち会いのもと覚書の署名式が行われ、ことし4月に始まった外国人材の受け入れ拡大に合わせて、日本に入国する際の悪質ブローカーの排除などに両国が協力していくことが確認されました。