「私の了解ない」二階氏
萩生田氏同席の会見で

自民党の二階幹事長は、萩生田幹事長代行も同席した記者会見で萩生田氏が先週言及した消費税率の引き上げ延期の可能性に否定的な考えを示したうえで、「衆参同日選挙」について、「今からそんなことを考えているわけではない」と述べました。

10月の消費税率引き上げをめぐって、自民党の萩生田幹事長代行は先週、景気の動向次第では、延期もあり得るという認識を示すとともに、「増税をやめるなら、国民の信を問うことになる」と指摘しました。

これについて、二階幹事長は22日、萩生田氏も同席した記者会見で、「彼の個人的な見解であり、相談や私の了解があったわけではない」と述べました。

そのうえで、「消費増税は、党で十分議論したうえで、考え抜いて結論を出しているので、軽々に考えを変えることはない」と述べ、引き上げの延期には否定的な考えを示しました。

また二階氏は、夏の参議院選挙に合わせた「衆参同日選挙」について、「いよいよ衆議院を解散することが決まる時などに検討すべきことで、今からそんなことを考えているわけではない」と述べました。