「“戒権”規定の
在り方検討」法相

千葉県野田市で小学4年生の女の子が死亡し、両親が逮捕された事件を受け、山下法務大臣は、親が子どもを戒める民法の「懲戒権」について、規定の在り方を検討していきたいという考えを示しました。

今回の事件を受けて、親が子どもを戒める権利として民法に規定されている「懲戒権」について、先週、開かれた超党派の議員連盟の会合では「体罰も許されるという誤解を招きかねない」などとして、規定の削除を求める意見が相次ぎました。

山下法務大臣は記者会見で「民法の規定上もあくまで子の利益のためのもので、虐待にあたるような行為は正当化されないことは明らかだ」と述べました。

そして「規定の在り方については必要な検討を行っていきたい」と述べ、具体的な検討方法やスケジュールなどについて、担当する部局に検討を指示したことを明らかにしました。