響大きいが本人の
健康が一番」鈴木長官

競泳女子で100メートルバタフライなど複数の種目で日本記録を持つ池江璃花子選手が、自身のツイッターで、「白血病」と病院で診断されたことを明らかにしました。各方面から驚きと戸惑い、そして励ましの声があがっています。

1988年のソウルオリンピックの競泳男子100メートル背泳ぎで金メダルを獲得したスポーツ庁の鈴木長官は、「初めて聞いたときは、えっという感じでことばを失った。合宿を切り上げて帰国したことはSNSを見て知っていたので心配していたが、びっくりした」と厳しい表情を崩さず話しました。

また、日本水泳連盟の会長も務めた鈴木長官は、東京オリンピックまでおよそ1年半前のこの時期に病が明らかになったことについて「世界の大会で実績を挙げて自信を積んで2020年の本番を迎えるのが理想だと思うが、ことしの世界大会には出場できなくなると思うのでしっかり治療に専念して、1日も早く回復されることを願っている。そしてまた元気な泳ぎを見せてもらいたい。彼女は日本チームのエースになってきているのでチーム全体に与える影響も大きいが、本人が健康になるのがいちばんだと思うし、選手たちは、彼女の思いを抱きながらしっかり頑張っていってほしい」と話していました。