高級グルメをお得に味わう!安心院の「すっぽんウイーク」
- 2024年03月06日
ぶんドキキャスターの西垣光です。
大分県宇佐市安心院(あじむ)は、昔からすっぽんの養殖が盛ん。2024年2月14日から3月14日までは、「すっぽんウイーク×4」と題して、すっぽんのランチメニューがお値打ち価格で食べられるイベントが開催されています。すっぽんの魅力を取材しました。
内容充実!期間限定ランチメニュー
私もいただいてみました!
鍋や茶わん蒸しに使われている、
甲羅近くのコラーゲンたっぷりのところは、プルプル!
出汁がしみていて、かむほどに、すっぽんのうまみが。
お肉は、鶏肉のように、やわらかく、
ほろほろとくずれていくようでした。
すっぽんは、肉が多く、やわらかいことから、食用に向いているとされています。
爪の先と 頭 のほかは、ほとんどの部位を食べることができて、甲羅は出汁がとれるとか。
宇佐市安心院がすっぽんの産地となったのは?
全国的にも注目されるようになったきっかけは、こちら。
この本の中で「良いすっぽんの産地」と紹介されたことなどから、提供する店が増えていきました。
養殖場ですっぽんとご対面
養殖場を訪ねました。
代表の、佐藤久美子さんです。すっぽんの養殖を始めて43年、切り身などの加工・販売も 手掛けています。
すっぽん、私も持たせてもらいました。ずっしり重くて、1.2~1.3キロあるそうです。
顔を正面から見ると、こんな感じ。鼻が長くて、ゾウのよう。
鼻から呼吸をしているそうで、水面に鼻先を出して息を吸います。
安心院ならではの養殖の秘密
稚亀の池、パイプから流れ込んでいる液体を触ってみると…
池に流れ込んでいたのはなんと温泉!29度くらいのぬるめのお湯でした。
一般に、すっぽんは、水温が下がる冬は、冬眠し、えさを食べすにやせてしまいます。このため、
出荷できるサイズに育つまで 4~5年かかります。ところが、安心院では・・・
(すっぽん養殖場 佐藤久美子さん)
温泉水を利用して育てることで、すっぽんが好む30度前後に水温を保つことが出来て、出荷までの期間を1年ちょっとに短縮できます。早く育つので、身もやわらかくなります。
とのこと!安心院がすっぽんの一大産地になった秘密はこういうところにもありそうですね。
学校給食にもすっぽん!
すっぽん料理は、地元の学校給食にも登場。
故郷の味として定着しています。
すっぽんウイーク×4
すっぽんを使った期間限定特別ランチを味わえるイベント「安心院すっぽんウイーク×4」。
2024年は3月14日(木)まで。
税込み3,850円で、お店への事前の予約が必要です。
詳しくは宇佐市観光協会安心院部会
電話 0978-34-4839 へ
お問い合わせください。
(すっぽん養殖場 佐藤久美子さん)
これを機会に、手軽に食べていただいて、
『すっぽんってこんなに おいしいんだ』と
安心院にまた足を運んでいただければと思います。