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生産量全国2位 大分県のスイートピーで春をお届け!

2024年2月7日 「ぶんドキ」で放送  
  • 2024年03月13日

     

    ぶんドキキャスターの早川愛です。
    卒業式や歓送迎会、結婚式などを彩る花 「スイートピー」。 大分県は全国2位の産地なんです!(1位は宮崎県)。県内では豊後大野市や、佐伯市宇目、豊後高田市などで栽培されています。           

    春の気配を味わいに、豊後大野市の農家、塚越功一さんを訪ねると…

    ハウス内には甘~い香りが!!

    塚越さん

    今シーズンは、高温と曇天で出荷量が減った時期がありましたが、いまは例年並みに戻ってきました

    「スクワット」で管理?!    

    栽培中ずっと行われる作業が「つるおろし」。マメ科の スイートピーは、つるがどんどん伸びます。はわせるネットの高さに合わせつつ、花が曲がらないよう、洗濯ばさみで留めます。高く伸びたつるを…                                               

    優しくつまんで
    しゃがんで、ネットの下のほうに移していきます
    隣のつるも 同じように

    1本1本、つまんで、しゃがんで、固定して、立っての繰り返し、まるでスクワットをしているようでした。                                 

    今までにない色を     

    工夫していることがさらに。こちらは「花の色染め」。色のついた水を花に吸わせ、独特の色合いを出します。例えば…

    水槽の中を金魚が泳いでいるように見えたことから、「金魚鉢」と塚越さんが命名しました。

    塚越さん

    コロナ禍でイベント等が中止になり需要が無くなった時期に、今までにないカラーを出したら利用の幅が広がるのではと考えました。

    他にもこんな色染めが・・・

    スイートピーの世界が広がりますね!

    「現代の名工」に教わる
        フラワーアレンジ  

    続いて、スイートピーをいかすアレンジを教わりに、大分市内の生花店へ。アドバイスしてくださったのは、「ぶんドキ」のスタジオの花を準備してくださっている「大分県花き消費拡大連合会」の会長で、「現代の名工(フラワーデザイン)」に選ばれている、野田淳一さんです。

    野田さん

    スイートピーの フリルのような花びらが、気持ちを春に近づけてくれるのではないかと思います。
    長ければ2週間、暖房が入っていても10日くらいはもちますよ。

    作って下さったフラワーアレンジが、こちら。

    華やか!
    アップでご覧ください

    スイートピー、チューリップ、かすみそう、などなど。
    ピンクを引き立たせるためには、違う色を入れた方が、
    お互い美しく見える、とのこと。
    白とピンクと紫が中心の淡い色合いが、春を感じさせてくれます。

    より手軽には…

    右は、スイートピーのみ2種類の組み合わせ。真ん中は、優しい色のもの。左は、スイートピーと桜。どれも  場の雰囲気を明るくしてくれる印象でした。

    工夫次第で様々なアレンジが

    チョウが飛ぶ様子を表現しているようなスイートピーの花びらは、とても美しいですね。人が集まる所や、玄関先に飾っていただくと、「いい香りね」と話がはずむのではないでしょうか。

    大分県産のスイートピーで、皆さんも春を楽しんでください!

      • 早川 愛

        大分放送局 キャスター

        早川 愛

        花が好きです。キャスターになって最初に提案・取材したのは、杵築市山香の「バラ」でした。

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