生産量全国2位 大分県のスイートピーで春をお届け!
- 2024年03月13日
ぶんドキキャスターの早川愛です。
卒業式や歓送迎会、結婚式などを彩る花 「スイートピー」。 大分県は全国2位の産地なんです!(1位は宮崎県)。県内では豊後大野市や、佐伯市宇目、豊後高田市などで栽培されています。
春の気配を味わいに、豊後大野市の農家、塚越功一さんを訪ねると…
ハウス内には甘~い香りが!!
今シーズンは、高温と曇天で出荷量が減った時期がありましたが、いまは例年並みに戻ってきました
「スクワット」で管理?!
栽培中ずっと行われる作業が「つるおろし」。マメ科の スイートピーは、つるがどんどん伸びます。はわせるネットの高さに合わせつつ、花が曲がらないよう、洗濯ばさみで留めます。高く伸びたつるを…
1本1本、つまんで、しゃがんで、固定して、立っての繰り返し、まるでスクワットをしているようでした。
今までにない色を
工夫していることがさらに。こちらは「花の色染め」。色のついた水を花に吸わせ、独特の色合いを出します。例えば…
水槽の中を金魚が泳いでいるように見えたことから、「金魚鉢」と塚越さんが命名しました。
コロナ禍でイベント等が中止になり需要が無くなった時期に、今までにないカラーを出したら利用の幅が広がるのではと考えました。
他にもこんな色染めが・・・
スイートピーの世界が広がりますね!
「現代の名工」に教わる
フラワーアレンジ
続いて、スイートピーをいかすアレンジを教わりに、大分市内の生花店へ。アドバイスしてくださったのは、「ぶんドキ」のスタジオの花を準備してくださっている「大分県花き消費拡大連合会」の会長で、「現代の名工(フラワーデザイン)」に選ばれている、野田淳一さんです。
スイートピーの フリルのような花びらが、気持ちを春に近づけてくれるのではないかと思います。
長ければ2週間、暖房が入っていても10日くらいはもちますよ。
作って下さったフラワーアレンジが、こちら。
スイートピー、チューリップ、かすみそう、などなど。
ピンクを引き立たせるためには、違う色を入れた方が、
お互い美しく見える、とのこと。
白とピンクと紫が中心の淡い色合いが、春を感じさせてくれます。
より手軽には…
右は、スイートピーのみ2種類の組み合わせ。真ん中は、優しい色のもの。左は、スイートピーと桜。どれも 場の雰囲気を明るくしてくれる印象でした。
チョウが飛ぶ様子を表現しているようなスイートピーの花びらは、とても美しいですね。人が集まる所や、玄関先に飾っていただくと、「いい香りね」と話がはずむのではないでしょうか。
大分県産のスイートピーで、皆さんも春を楽しんでください!