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ふるさと納税 令和3年度トップは南魚沼市 燕市は首位陥落

  • 2022年09月28日

昨年度(令和3年度)、ふるさと納税の寄付額は県内の自治体では南魚沼市が45億円と最も多く、7年連続トップの燕市を上回りました。また、県を含めた31の自治体への寄付額はあわせて246億円で初めて200億円台となりました。市町村ごとの詳しい金額は以下の通りです。

順位

自治体名

寄付件数

寄付金額

1

南魚沼市

13万7090件

45億0060万1971円

2

燕市 

13万7147件

44億4319万3500円

3

魚沼市

13万7901件

28億0628万7000円

4

胎内市

5万4427件

24億5049万3000円

5

長岡市

8万8148件

20億4980万9400円

6

三条市

5万5333件

15億1639万5000円

7

湯沢町

7410件

6億3898万3135円

8

新潟県

1万7391件

6億0752万5509円

9

阿賀町

2万9924件

5億5616万1150円

10

新発田市

1万6503件

5億2941万7861円

11

加茂市

1万0930件

5億1856万0000円

12

弥彦村

3万1963件

5億0949万6000円

13

小千谷市

1万3607件

4億8686万5000円

14

村上市

2万8338件

4億7289万9670円

15

佐渡市

2万1613件

3億8944万4436円

16

新潟市

1万5871件

3億2212万0900円

17

柏崎市

1万1937件

3億0337万1193円

18

阿賀野市 

1万3456件

2億9328万8924円

19

十日町市 

1万1967件

2億8022万3320円

20

聖籠町

1万4317件

2億5725万5344円

21

津南町

4385件

1億9978万2180円

22

五泉市

8030件

1億1628万5581円

23

糸魚川市

4186件

9906万5903円

24

妙高市 

4622件

9794万3442円

25

見附市

2198件

5559万7860円

26

関川村

1822件

3267万3000円

27

上越市

70件

2623万6700円

28

出雲崎町

1078件

2517万2000円

29

田上町

1014件

2467万3000円

30

粟島浦村 

95件

383万7000円

31

刈羽村 

3件

107万0000円

総務省のまとめによりますと、昨年度のふるさと納税の寄付額は県内では南魚沼市が45億円と最も多く、前の年度まで7年連続トップだった燕市の44億4300万円を上回りました。

県を含めた31の自治体への寄付額はあわせて246億円で初めて200億円台となり、県は「巣ごもり需要」によって返礼品の食品に人気が集まったことなどが要因とみています。

南魚沼市HPより

最も多くの寄付を集めた南魚沼市は「特段、変わったことをしたわけではなく、コシヒカリなどのブランドを周知した結果だ」として昨年度25%程度だったリピーターをさらに増やし、安定的に寄付を集めたいとしています。

燕市のふるさと納税 インスタグラムより

一方、前の年度までトップだった燕市。
担当者は「順位にはこだわっていたのでショックだ」と動揺を隠しきれません。
「燕市の返礼品は高品質な日用品が多いので、裾野を広げていきたい」として、ふるさと納税に特化したSNSのインスタグラムのアカウントを新たに取得するなど情報発信を強化することにしています。

返礼品の食品でリピーターを狙う南魚沼市、情報発信で新たなファンを開拓したい燕市ー。両者の戦略が明確に分かれているのが印象的でした。このほかの自治体も含めて、地域の魅力発信や財源確保の動きに注目したいと思います。

  • 野口恭平

    新潟放送局 記者

    野口恭平

    2008年入局 徳島放送局、報道局経済部を経て新潟放送局へ。幼いころから南魚沼市で年末年始を過ごす。取材の市町村担当は燕市。なじみのある南魚沼市の狭間で葛藤しながら記事を書いています。

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