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『上中下越に佐渡(さぁ~ど~)ぞ!』新潟県柏崎市

  • 2022年09月26日

柏崎市

新潟県にある37市区町村の魅力をお届けする『上中下越に佐渡(さぁ~ど~)ぞ!』。第17回は新潟県柏崎市です。県央部に位置し、人口はおよそ8万人。美しい恋人岬の絶景と海水浴場、ご当地グルメの鯛茶漬けなどが有名です。これからの季節は、松雲山荘の紅葉も楽しめます。

高柳 荻ノ島集落

今回はそんな柏崎市にある高柳 荻ノ島集落をご紹介しました。かやぶき屋根の建物が田んぼをぐるりと囲む、風光明媚な風景が広がっています。美しい景観を求めて多くのカメラマンが訪れます。およそ50人ほどが暮らす小さくも美しい集落です。

この秋、そんな荻ノ島集落に新しいカフェがオープンすることになりました!カフェ「陽の楽屋(ひかりのらくや)」です。

世界的な建築家の隈研吾さんが2000年に設計した建物をリノベーションして作られたもの。かやぶきの素朴さはそのままですが、中に入ると天井が高く、手作りのかわいい家具が揃えられていて、とても快適な空間になっています。本物のかやぶき屋根なので、天井の「かや」がふわふわと落ちてくることもあるそうです。

カフェの一押しメニューはかやぶき屋根をイメージしたケーキ。屋根の上に粉砂糖を振りかけたり、生クリームを重ねたりして、かやぶき屋根に降り積もる雪をケーキの上で再現することが出来ます。虫や鳥の声を聞き、外の美しい風景を眺めながらケーキを頂いていると、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

雪に見立てたホイップクリームを自分で乗せて完成!

荻ノ島集落に魅せられて

カフェのオープンに尽力した荻ノ島集落の橋本さんご夫妻。大阪出身の橋本さんは大学時代にインターンシップで荻ノ島を訪れ、この土地の自然や住んでいる人の人柄に魅了されたそうです。

荻ノ島集落を訪れる人は多いけれど、訪れた人が立ち寄ることが出来る場所が少ないと思い、指定管理施設となっていたかやぶき屋根の建物をカフェにできないかと提案したそうです。

 荻ノ島集落で暮らしている春日俊雄さんは「若い人が地域に新しく入ってくれることで背筋が伸びると」顔をほころばせていました。

日本の原風景を訪ねて

集落の人たちの思いが込められた新しいほっこりスポット「陽の楽屋」。これからは雪の中のかやぶき屋根を見ることが出来る季節になっていきます。四季折々で表情が変わる日本の原風景を、ぜひみなさんにも訪ねてほしいと思います!

みなさんもぜひ、柏崎市へ「さあど~ぞ!」

 

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