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あさイチ あんこが好きすぎる愛知県民の「あんこ文化」

  • 2024年02月16日

毎朝、いちばんほしい情報を生放送でお伝えする「あさイチ」。
愛知県の特集では、あさイチ「愛でたいnippon」のキャラクター、とりっぷさんが愛知の「あんこ文化」についてご紹介します。和菓子にトーストだけでなく、パスタのトッピングにも!?
(2023年12月14日放送)

こんなものまで!愛知のあんこ文化

名古屋駅の近くにあるお土産屋さん。何やらイベントが開催されていました。

店内にはDJセットがあり音楽が流れています。ノリノリのDJさん、実は老舗和菓子屋の6代目。


愛知のあんこの魅力を知ってほしいと、音楽をかけながら、どら焼きやういろうなどの和菓子を配っていました。

試食をした客
「美味しいなんてもんじゃない。アメイジング!」

試食をした客
「美味しいです。あんこ大好き!」

愛知県には、あんこを使った珍しい料理もあるんです。

パスタの上に、たっぷりのホイップクリームと…あんこ!?
かなりトリッキーな組み合わせですが、デザート感覚で食べられちゃうんです。

続いては、ネパール・インド料理屋さん。

美味しそうなカレーですが、どこにあんこが…?

ナンの中にあんこがたっぷり~!?これは、ぶっとび~~!!
辛さと甘さが、意外とクセになるんですって。

愛知のあんこのすごさとは?

全国の和菓子事情に詳しい百貨店のバイヤーさんに、愛知のあんこのすごさについて、聞いてみました。

百貨店 和菓子バイヤー 畑主税さん
「愛知のあんこのレベルは絶対高い。今ファンも増えて、東京の百貨店で販売すると速攻で売り切れるというお菓子も増えています。他の地方や和菓子屋さんがあんまりやりたがらないめんどくさい使い分けをふつうにやっていらっしゃる。」

めんどうくさい!?それって、どういうことなんでしょうか?

歴史ある和菓子屋

300年以上の歴史を持つ和菓子屋さんです。

こちらが、あんこを作る作業場。このお店では、こしあんを作るのに7時間以上もかけているんだとか。

なんだかめんどくさ…いやいや、手間のかかる作業をやっていると聞いたんですが、教えてください!

和菓子職人 清水正幸さん
「これは渋切りといって、豆の中のタンニンだとかアクなんですけど、それを洗い流す作業をやっております。」

 

「渋切り」の作業

小豆を煮ながら水を入れ替える作業「渋切り」。これを3回も繰り返すことで、雑味がなくなるんです。
続いては、小豆を網でこす作業。

こちらの緑色の機械の中でこしているんですが、中を見てみると…

網目の大きさは、およそ0.02ミリ。これは細かい!
こした小豆は、さらに3回水にさらされ、その後プレスされます。

ざらめと「生あん」を合わせる作業

これをざらめと合わせて、やっとあんこのできあがり!

できたてほかほかのあんこは絶品

できあがったこしあんは、透けるようなきめの細かさ。その色も特徴的で、あんこ好きの間で“藤紫色”と言われているんです。

和菓子職人 清水正幸さん
「やっぱり和菓子の命はあんこですので。自家製のあんこは美味しいと思いますので、うちはそれを貫いております。」

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