松阪牛にも負けまへん!ケッコ~ええねん!【松阪鶏焼き肉】
- 2024年02月09日
【東海グルメ紀行】
三重・松阪といえば日本を代表するブランド和牛「松阪牛」が超有名🐂ですが、
甘辛いみそだれで味付けした鶏を網で焼く『鶏焼き肉』も松阪市民には超人気🐓
老若男女をとりこにするおいしさの秘密に、津放送局の高橋美帆キャスターが迫ります🎤
まずは創業52年!『松阪鶏焼き肉』の老舗へ行ってみると…
高橋「すごい熱気!そしていい匂いが充満しています!」
これが松阪市民に愛され続ける『松阪鶏焼き肉』!
鶏肉に串は通さず、一口大に切った鶏肉を網焼きにしてます。
甘辛いみそダレにつけて食べるというシンプルな焼き肉ですが、
ご飯にもビールにも相性抜群です!
お客さんからは「このタレがおいしい!」「もう一杯!」
「いやこれはもう松阪のソウルフード」と大絶賛。
松阪市民にとって身近な肉と言えば「牛」ではなく「鶏」。
ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」でも複数回入賞を果たすおいしさです。
店主の前嶌さん、おすすめは?
前嶌さん「まず1番人気は、若鶏。と、もう1つ。親鶏ですね」
違い、わかります??親鶏は熟成しているので、濃いピンク色なんです!
若鶏からいただいてみると…
高橋「すごいジューシー!歯ごたえはあるものの、とても柔らかさを感じます」
そして親鶏は…
高橋「え?全然違います!コリコリしてる!」
前嶌さん「弾力があってね!」
高橋「歯ごたえ全然違います!うまみがすごく凝縮されてる感じ。
かめばかむほどうまみが出てきます。私は親鶏が好きですね」
『松阪鶏焼き肉』が生まれたきっかけは、およそ60年前。
卵を産まなくなった鶏を、農家が自宅でありがたくいただいたことが始まりです。
当時、松阪では多くの人が松阪牛のホルモンをみそだれで楽しんでいたこともあり、
すぐに鶏焼き肉をみそだれで味わう文化が定着したそうです。
みそだれは、店ごとに仕込みが違っていて、個性を楽しめます。
創業45年のこの店のみそだれは、とにかく黒くて濃厚!
高橋「たれにすごい深みがありますね。おいしい」
複数のみそや調味料をブレンド、2~3週間ほど寝かして仕上げています。
ほかほかなご飯が欲しくなります。
みそだれに合うと店主の平岡さんがオススメする「鶏皮」を、いただきます。
高橋「食感もカリッとして香ばしいし、たれの味をしっかり楽しめますね!」
究極の鶏焼き肉を目指して、独自の鶏を提供するお店も!
田中さん「お待たせしました。こちらがうちの自慢の、松阪地鶏の盛り合わせです」
店主の田中さんが育てている松阪地鶏。弾力のある肉質で、濃いうまみが特徴です。
ストレスをなるべく減らすため、自然に近い環境でおよそ5カ月育てます。
さらに肉の色みをよくするため、
辛みを感じない鶏にとうがらしの粉末やかんきつ系の皮などを食べさせるそうです。
丁寧に育てられた希少なお肉、いただきます!
高橋「めちゃくちゃおいしい!!!脂にうまみがたっぷり詰まってジューシー。
まるでスープを飲んでるようですね」
田中さん「モモが一番うまみを感じられると思いますよ」
高橋「かんでくごとにジュワーっと出てきて、幸せです!」
安くて美味しくておなか一杯楽しめる『松阪鶏焼き肉』。
「もったいない!」から始まった庶民派グルメは、
年月を重ねるうちに市民の愛がたっぷり注がれ、進化を続けていました。