大隅キャスターのブログ
2021/12/02

今年の秋の天候は

気象キャスターの大隅智子です。
けさ(2日)にかけて、県内は、上空の寒気の影響で、内陸を中心に雪が降り、盛岡では最大4㎝の積雪を観測しました。
しかし、日中は晴れたため、積もった雪も次第に解けていきました。
気温は日中も低く、冬らしい寒さとなりました。

12月に入ったので、今年の秋の天候を振り返ります。
まず盛岡です。
9月から11月の秋の平均気温は13.4℃で、平年より0.7℃高くなりました。
降水量は286.5ミリで、平年の83%で平年より少なく、日照時間は406.7時間で、平年の105%で平年より多くなりました。
まとめると、高温傾向で、11月に入っても寒気の影響が少なかったといえます。
そのため、盛岡の初雪は、平年より14日も遅く、11月23日となりました。

続いて宮古です。
平均気温は14℃ちょうどで、平年より0.4℃高くなりました。
降水量は327ミリで平年の73%で少なく、日照時間は475.5時間で、平年の111%でかなり多くなりました。
つまり、晴れた日が多く、高温傾向となりました。

2日(木)の朝は、積雪による交通障害にご注意下さい。
道路が混雑することもあるので、時間に余裕を持ってお出かけした方がよいでしょう。
日中も寒くなるので、防寒対策も万全になさって下さい。

きょう(1日)発表された1か月予報です。
東北地方の平均気温は、上空に暖かい空気が入りやすいため、平年より高い見込みです。
とくに前半はかなり高くなりそうです。

降水量は、ほぼ平年並みの見込みです。
日照時間もほぼ平年並みの予想です。

ということで、平年を下回るような寒さにはならない見込みです。
ただ、それでも季節は進んでいくので、寒さや雪に対しては気をつけていきましょう。