いざ甲子園へ 夏の高校野球開幕!4年ぶりに通常開催の開会式
- 2023年07月10日
夏の甲子園出場をかけた夏の全国高校野球宮崎大会が、7月8日に開幕しました。
4年ぶり通常開催
宮崎市のサンマリンスタジアム宮崎で行われた開会式。入場行進では一校ずつ学校名がコールされ、選手たちがダイヤモンドを一周するコロナ禍前の姿が戻ってきました。
球場近くの宮崎空港では、日中の最高気温が34.9度まであがり、全国で最も高くなりました。宮崎県内には今年初めて熱中症警戒アラートも出されました。
そして、去年の優勝校・富島と準優勝校・宮崎西から、優勝旗と準優勝旗が返還されました。
選手宣誓
選手宣誓は日向高校のキャプテン、長野大和さんが務めました。
選手宣誓 全文
あれから3年、僕たちにいつもの夏が戻ってきました。僕たちの高校野球は、新型コロナの影響で、思い描いていたものとは全く違うものになりました。対外試合や大会も中止となりつらい思いをしてきましたが、周りにいる仲間とともに、直面する現実を乗り越えてきました。そして僕たちは、つらい思いの分だけ強くなりました。
さらに、先輩方。自分の力ではどうすることもない現実を強いられた先輩。どんなにうれしいときも、全力で喜べなかった先輩。甲子園という最大の目標を失った先輩。ことしは、全力で声が出せます。
全ての思いを胸に、今、ここに宣誓します。
宣誓!先輩たちの思いを謙虚に受け止め、支えてくださった方への感謝の気持ちを忘れず、この宮崎の夏が、全国で1番あつく、新しいスタートの場所となるよう、仲間とともに全力でプレーすることを誓います。
令和5年7月8日
選手代表 宮崎県立日向高校野球部主将 長野大和
1回戦2試合の結果
鵬翔 対 宮崎農業
直後の開幕戦では、鵬翔と宮崎農業が対戦しました。
2-1、鵬翔の1点リードで迎えた8回裏、宮崎農業はホームスチールを成功させて同点に。
試合は延長に入りました。ことしから、試合時間の短縮のため、延長10回表からタイブレーク制が導入されています。裏の攻撃で、先頭バッターが着実に送りバントを決めた宮崎農業が、長嶺のライトへの犠牲フライでサヨナラ勝ち。2回戦進出を決めました。
延岡工業 対 佐土原
両チーム合わせてヒット25本の打撃戦になりました。
まず試合を動かしたのは佐土原。1回裏に先頭打者の岩切がいきなりツーベースヒットで出塁しホームスチールで1点先制、2回裏にはノーヒットで1点追加しました。
しかし、4回表に延岡工業がヒット4本で3点をとり逆転に成功。その後同点に追いつかれますが、再びリードを作って6-5で接戦を制しました。2回戦進出です。
ことしの大会は4年ぶりに通常開催。
応援の制限が撤廃され、声を出しての応援が解禁されました。スタンドの部員や保護者は、大きな声でグラウンドの選手たちのプレーを後押ししていました。大会は、日程が順調に進めば7月25日に決勝が行われます。