「宮崎まで65km」の標識 ”宮崎”って、どこを指す?
- 2023年06月22日
視聴者からの疑問にお答えする「てげ探」。今回は道路標識に関する疑問です。
「宮崎まで65kmの標識 宮崎のどこを指す?」
実際に走って調査してきました。
(調査員:堀井優太アナウンサー)
標識がある、日向市財光寺・国道10号線にやってきました。
宮崎まで65キロ、どこを指して65キロなのでしょうか!?
タクシー運転手歴19年!
延岡市のベテランドライバー𠮷山弘文さんの安全運転で実際に走って調査します。
走行距離をゼロにして…スタート!
標識の案内通り、国道沿いにそのまま進みます。
どんな瞬間も逃さないよう、カメラは回しっぱなし。これが中々堪えます…。
20分も経たないうちに、標識が見えてきました。
しばらくすると、海がよくみえる場所に。
撮影当時、宮崎に来てまだ2ヶ月足らず。日向の海は初めてでした。
ついつい見とれてしまう場面も何度か。カメラに集中してー!
車は順調に走り…
次々と標識を通過。
あっという間に1時間が経ち、車は新富町に着きました。
交通量も増えていきます。
そしてついに…?
宮崎市境を通過!
気になるメーターは…
ということは 市との境を標識が指しているというわけではない!
調査続行です。
宮崎市に入ってから標識は見当たらない・・・かと思いきや、ありました。
標識を見かけたのはこちらが最後。
以降はメーターを頼りに進めます。
宮崎神宮の近くを過ぎ、ついに残り約2km!
橘通三丁目交差点も、ニシタチの横も、どんどん通り過ぎていきます。
どうやら、標識は繁華街を指しているわけではない模様。
ドキドキ。早まる心臓の鼓動。エアコンの効いた車内にも関わらず、手に汗がにじみます。
ちなみに、決定的瞬間を逃さないため、左手にスマートフォン・右手にデジカメでわたくし1人2カメ体制。手がプルプルと震えます。限界を迎えそうな私の腕を支えるのは、ここまで来てカメラをおろすわけにはいかないという強い意志。(仕事だから当たり前)
さぁ、着いたのは…!?
大淀川にかかる、橘橋の上!
では、宮崎まで65kmの標識の”宮崎”とは、橘橋の上なのか…?
日向の標識を管理している延岡河川国道事務所の方に話を聞きました。
今回の宮崎まで65kmという表示については、
おおむね市役所までの距離を示しているということになります。
では、○○kmというのは役場を指しているという事なんでしょうか?
目標地は通常市役所や町村役場正面地点としていますが、
市役所などが町はずれにある場合は繁華街や駅など代表的な地点を基準にすることもあります。
ということで、今回の疑問の答えは、
「宮崎まで65km」の標識が指すのは、市役所でした。
着いたのは大淀川の橋の上でしたが、確かに曲がると同じくらいの距離になるような…?
後藤さんに聞くと、「四捨五入していますし、多少のずれはあると思います」とのことでした!
これから遠出するとき、標識を見かけたら、どこを指すのか気になってしまいそうです。
質問してくださった延岡市のゆひはさん、ありがとうございました。