NHK宮崎 新キャスター根井美映はどんな人?小学生からの夢
- 2023年04月05日
この春、NHK宮崎に仲間入りした根井美映キャスター。
平日の夕方6時10分から放送している「てげビビ!」や土曜日の夕方6時45分からの「てげビビ!サタデー」を担当します。子どものころからテレビで伝える仕事を志していたという根井キャスターに、その理由や意気込みを聞きました。
幼いころから家族の司会者
小さいころから人前に出たり、話しをしたりするのが好きだったという根井キャスター。家族や親戚が集まる場では、いつも司会者。人を笑わせるのが大好きで、変顔を交えたちゃめっけたっぷりのオンステージだったようです。
写真ではお父さんがカメラを回していますが、小学生になるころにはカメラは根井さんの手に。家族のリポーターとして「キャンプに来ていま~す」などと撮りまくっていたとか。
とにかくテレビが大好きで、朝から晩まで見ていました。私がチャンネル権を握っていたと思います(笑)。毎日見るアナウンサーには、いつの間にか親近感がわき、この仕事を目指すきっかけになりました。5年生か6年生のとき、運動会の放送係でマイクを握ったのが原点で、いまもすごく嬉しかったことを覚えています。
表現する楽しさを知った中高時代
趣味は音楽。中学校では吹奏楽部でフルートやピッコロに熱中し、台湾まで演奏旅行に行った経験も。3歳から高校まで続けたピアノの練習を、今年、再開したいということです。
高校では放送部で活動。学校行事の司会をしたり、文化祭ではDJをしたりして、言葉で伝える楽しさ、むずかしさを知ったそうです。本格的に将来放送業界に進みたいと考え出したのもこのころで、校内のニュースを取材して原稿にまとめ、コンテストのアナウンス部門に出場しました。
3年生の最後の大会で県3位になって、全国大会にも出場しました。
音楽や放送。表現することが好きなんです。
大学時代はテレビ局でアルバイト
福岡の大学に進み、まずしたことは、なんとアルバイト探し。どうしてもテレビ局で働きたくて、求人を探したといいます。運よく、民放局がAD(アシスタント・ディレクター)を募集していて、卒業まで続けました。
映像を編集機にとりこんだり、出演者が台本を持たずにしゃべれるようにカンペを作ったり、衣装の準備をしたり、ゲストの楽屋を作ったり、すべてが刺激的だったそうです。番組を支えるため、たくさんの人が責任を持って働く姿に触れ、ますます放送が好きになった4年間でした。
大学時代もアナウンサーになりたくて、アナウンススクールに通っていました。
地元に戻りNHK宮崎へ
大学卒業後は、地元に戻りNHK宮崎で働くことに。去年1年間、制作スタッフとして「てげビビ!」を支えてきました。
「わけもん短歌」「おでかけ情報」、九州の食材を紹介する「ビビ美味」などを担当してきました。生まれ育った宮崎でも知らないことだらけで、毎日が新鮮でした。
ある日、わけもん短歌に入選した小学生に連絡を取ろうと学校に電話したところ、担当がなんと小学校のときに大好きだった音楽の先生でした!
地元で働くからこその出来事だなと感動しました。
キャスターとして伝えたい 「いまの宮崎」
小学校3年生のころから、ずっとなりたいと思っていた職業についた根井キャスター。大切にしているものがあります。それは小学校の卒業記念にタイムカプセルに入れた「二十歳の自分への手紙」。そこにはこう認められていました。
いま(小学生)の私の夢はアナウンサーになることです。20歳のあなたの夢はなんですか?
ついに子どものころからの夢を叶えて、今年の4月からキャスターとして活動します。
今の心境を聞いていると「楽しみ半分・不安半分」と答える根井さん。
はじめてのロケやスタジオでの出演をしての感想は?。
「おいしい宮崎」で、ズッキーニの農家さんを訪ねました。食べるのは大好きなんですけど、食リポは難しかったです。
4月に放送される「おいしい宮崎」(ズッキーニ)は根井さんの初めてのロケです。
夕方6時10分から放送する「てげビビ!」の毎週火曜日のコーナーですので、ぜひご覧ください。
宮崎の今をビビッと感じ、ビビッド(鮮やか)に伝えていきます。
学生時代から番組を作ってきましたが、出演する側に立って、また違った放送の一面を感じています。この1年間にできた人とのつながりを大切に、キャスターを務めていきたいと思います。