宮崎 東九州自動車道 清武南～日南北郷 もうすぐ開通 ドライブ

東九州自動車道の宮崎市と日南市を結ぶ区間は今月25日に開通します。東九州自動車道でも有数の難工事となった「芳ノ元（よしのもと）トンネル」などが、報道陣に公開されました。

今月25日の午後4時に開通するのは、宮崎市の清武南インターチェンジと、日南市の日南北郷インターチェンジを結ぶ17.8キロの区間です。

これにより宮崎市と日南市それぞれの市役所を結ぶ時間は44分と、国道220号線を使う場合から24分短縮される見通しで、救急搬送や災害時の輸送に役立つと期待されています。

今回、開通する区間は橋とトンネルが連続し、中でも宮崎市側にある全長1.9キロの芳ノ元トンネルは東九州道でも有数の難工事となりました。

途中で地すべり対策が必要とわかり、トンネルのルートを変更した上、トンネルの上にある山体から84万立方メートル分の土砂を撤去したり、地下水の排水施設を整備したりして、当初の予定より6年半ほど長くかかって完成にこぎ着けたということです。

宮崎河川国道事務所の若松正樹調査第二課長は「宮崎市と日南市が時間的にぐっと近くなるので、さまざまな面でのメリットを体感して頂きたい」と話していました。