【サラメシ】宮崎のご当地飲料を作る企業に密着！どんな仕事？

上園さんに昼が来た！

この日の上園さんのサラメシは、会社にある食堂の日替わり定食です。

この日は「から揚げ定食」！上園さんの大好きなメニューだそうです。
ご飯とみそ汁、副菜の小鉢に加え、肉厚のから揚げが4つ盛られています。
ボリューム満点のこのランチ、食べると夕方まで元気いっぱいで仕事ができると上園さんは話します。

この日替わり定食のメニューは毎日、表にして食堂の入り口に張り出されます。
表からは主菜と副菜の内容だけでなく、カロリーや塩分も一目で確認できます。
健康に気を遣っている人には、助かりますね！

この日替わり定食、主菜ももちろん美味しいですが、
上園さんによると副菜とみそ汁のダシが絶品なんだとか。
この社食では、日替わり定食の他にもうどんやそば、カレーなどが提供されています。
その中の肉うどんと肉そばが上園さんのイチオシ！
みそ汁と同じくダシが抜群に効いていて、
「今日はササっと食べたい！」という日はいつも注文しているメニューです。

また、特徴的なのが販売できなかったヨーグルトを無料で食べれること！
工場では、生産したものの、事情により販売できない乳製品が一定数出てしまうそう。
食品ロスを防ぐため、社員はその製品を無料で食べることができます。
毎日、冷蔵庫に商品が並べられますが、この日もほとんどの利用者がヨーグルトを食べていました。

一日で一番落ち着く時間…上園さんのランチへの思いとは

そんな上園さん、仕事をしながら子育てをしています。
そのため、朝はご飯の支度などで大忙し。
ゆっくり食べる時間はあまりありません。
家に帰っても、家事が待ち受けるため、ゆっくりご飯が食べられるランチは
上園さんにとって、とても大切な時間で
午前中の仕事中も、毎日ランチの時間を楽しみにしているそう。

「やっぱり、白米が大好きです！」
そう語る上園さん。今日も社食を食べて頑張ります！

どんな仕事をしているの？

上園さんは、この会社の看板製品となる牛乳や乳製品を製造する工場で働いています。
所属する事務課では、製品の原料や包装の手配・管理を行っており、なんと300～400種類の物品を管理しています。
原料の種類によっては2,3カ月に1度、トン単位で発注を行う必要があり、この仕事を上園さんをはじめ4人で管理しています。

この仕事で絶対に起きてはならないのが、原料を切らすことだと上園さんは言います。
原料が切れてしまえば、製品を製造できずに欠品となってしまうからです。
毎日、工場の生産ラインで働く社員や、営業部門の社員と積極的にコミュニケーションをとり、最近よく使う原料は何か、何か問題は起きていないかなどの情報を集めています。

この思いを常に持ち続け、上園さんは業務にあたっています。

物価高騰が直撃　苦しい現状

コロナ禍や世界情勢の変化によって、多くの食品が値上げとなっている今。
この乳製品メーカーも例外ではなく、苦境に立たされています。
去年11月からは、主力商品である牛乳・乳製品の値上げを決めました。
上園さんの部署では、これ以上消費者に負担を与えないよう、
包装に使う素材を従来の資材から変更したり、デザインを単色にしたりすることで、
印刷代を抑えるなどコスト削減に取り組んでいます。

この思いのもと日々仕事に取り組む上園さん。
取材中は常に穏やかな物腰で仕事をしている姿が印象的でした。
生産部門が製造した「安心・安全な商品」を
確実に届けることに強い覚悟をもっていることが伝わりました。