どんなときも 桜は見守ってくれた
- 2024年04月08日
この春、私のふるさとである茨城県東海村に10年ぶりに帰ってきました。
うれしい時も、悲しい時も、どんな時も変わらずに私たちを「桜」。
皆さんもきっと桜にまつわる思い出があるのではないでしょうか?今回は私の思い出とともに50年以上にわたって村で大切にされてきた桜をご紹介します。(アナウンサー・須藤健吾)
東海村にある阿漕ヶ浦公園から!
私がこの日訪れたのは、東海村にある阿漕ヶ浦(あこぎがうら)公園。あいにくの雨でしたが、雨にぬれて色濃くなった桜のピンク色も味わいがありました。この公園でよく放課後遊んだり、この時期には家族で花見をしたりしていました。私にとって大切な地元の思い出の場所です。
公園内にはおよそ200本ほどのソメイヨシノやしだれ桜が植えられています。およそ50年前に植樹されました。
東海さくらまつり
この時期に毎年行われている行事が「東海さくらまつり」です。今年で32回目を迎えました。この日は屋台での販売は行われていなかったんですが、週末に私が訪れたときは多くの子ども連れでにぎわっていました。
ここ数年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、縮小した形でのお祭りが続いてきました。
これまではステージイベントが開かれ、東海村のキャラクター「イモゾー」が来て盛り上げたり、太鼓の演奏なども行われたりしてきました。ことしは久しぶりに制限のない開催です。
実家から出てきた懐かしの“写真”
阿漕ヶ浦公園の桜はいつも変わらず公園内を彩り、村民の心を明るい気持ちにしてくれてきました。
「村の桜の美しさは今も昔も変わらない」
そのことを伝えるべく実家で当時の写真を探したところ、2000年4月の写真が見つかりました。今から24年前です。
私が話をしている場所から徒歩3分ほどの芝生のグラウンドの近くで撮った1枚です。この日改めて同じ場所を見に行くと昔と変わらず桜の木が残っていました!見つけたときはうれしかったです。
桜が咲いて散って・・・を繰り返して、私も年を重ねてきました。ことしは皆さんにとってどんな春になるんでしょうか。私はこの村の桜のように人として着実に大きくなっていきたいものです。