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【独自アンケート】どうする平和教育 学校現場の苦悩

広島市が作成する平和教育の教材「ひろしま平和ノート」から「はだしのゲン」が削除され波紋が広がっています。学校での平和教育はいまどのような状況になっているのか知りたいと、NHKでは平和教育についてのアンケート調査を実施。すべての広島市立の小学校141校にアンケートを送付し、26校と無記名の学校の103人の教員から回答を得ました。その結果と教員たちへの取材から、平和教育の現在地を読み解きます。

(クローズアップ現代 取材班)

(NHKが行ったアンケ―ト)

広島の平和教育 充足度は?難しさは?

広島市は平和教育を教育の原点、最重要課題と掲げています。10年前からは独自に平和教育プログラムをつくり、「ひろしま平和ノート」という副教材を使った教育を年間3時間、実践しています。プログラムが始まった背景には、広島市教育委員会が行った調査で、原爆投下の年や日時を正確に答えられる小学生が全体の33%にとどまるなど、被爆に関する知識や平和に対する意識が、子どもたちの間で希薄化しているという課題がありました。

それから10年が経ったいま、アンケートで平和教育の状況について「どれぐらい充足度を感じているか」尋ねたところ9割近くが「感じている」「ある程度感じている」と回答しました。

▽感じている      19.4%(20人)
▽ある程度感じている  68.9%(71人)
▽あまり感じていない  9.7%(10人)
▽感じていない     0%(0人)
▽無回答        1.9%(2人)

その一方で、平和教育の実践に課題を感じている教員も少なくないことが見えてきました。「平和教育を実施する上で難しさを感じることがある」か尋ねたところ、「ある」または「少しある」と答えた人は63人で全体の6割にのぼりました。

▽「発達段階に即した教え方」          46%
▽「時間割りに平和学習を取り入れる余裕がない」 28%
▽「生徒に伝わっている実感がない」       26%
▽ 「指導方法がわからない、不安がある」  22%
▽「学習指導要領上の位置づけ」       18%

その理由について複数回答で聞いたところ、「発達段階に即した教え方」、「時間割りに平和学習を取り入れる余裕がない」、「生徒に伝わっている実感がない」、 「指導方法がわからない、不安がある」の順に多くなりました。

自由記述では、 いまの子どもたちに戦争を伝えることの難しさを感じているという教員の声が複数ありました。

「平和教育で学ぶ被爆のおそろしさがトラウマになってしまう児童がいる」

「戦争の悲惨さを伝えなければならないと思う反面、『こわい』『見たくない』と感じる子どもが増えており、指導のむずかしさを感じる」

「平和な世の中になりすぎて戦争が架空のこと、遠い昔の出来事としてうまく伝わる感じが持てない。戦争の話題にトラウマを持つ児童や、児童の見ている様子からうまく伝わっているのか不安になる」

また、教員を取り巻く環境についての課題も数多く寄せられました。

「教育の中立性を保つということで、学習内容を考えたり時間数の自由が失われている気がする。他に行うことが重なり過ぎており、十分な時間をそろえてじっくりていねいにということは難しくなった」

「平和教育取り入れたいが時間がない」

「資料に頼って授業作りをしているところがある。子どもたちに伝えるために、教員の研修が必要であると考える。教師の感性や意欲に制限が入るようになってきた」

「創意工夫を生み出せない勤務実態を見直して、現場に考える時間作ってほしい」

アンケートに回答した教員のひとりは、平和教育への思いはあっても、現実的に時間がない状況があると語りました。

「広島では地域に被爆体験をした人がいたり、碑があったり、子どもが戦争を身近に感じられるものはいくらでもある。そういった平和教材となるものをいかに掘り起こしていくか。そこに時間と労力をかけていくことが求められていると感じます。しかし、教材研究をする時間がなかなかとれない。自分の専攻、教科の教材研究があったりして、平和教育というものに時間を割けない。そういう先生はすごくたくさんいらっしゃるのかなと思います」

平和教育の“教材”として「はだしのゲン」は?

広島市教育委員会が「ひろしま平和ノート」の小学校3年生向けの教材に掲載されていた「はだしのゲン」を差し替えたことについて尋ねました。

アンケートに回答した103人の教員のうち、平和ノートの「はだしのゲン」を使って授業したことがあるという教員は72人。その先生たちに感想を聞いたところ、「効果的な教材だった」が61%と半数を超え、次いで「効果的な部分もあったが、効果的でないと感じる部分もあった」が36%。「効果的ではない教材だった」は1%となりました。

また、「はだしのゲン」が平和ノートからなくなったことへの考えも聞きました。

▽「判断は妥当」            18%
▽「判断は妥当だと思うが疑問はある」  22%
▽「判断は妥当ではない」        24% 
▽「いずれでもない」          34%


「判断は妥当」という回答が18%。その一方で、「判断は妥当だと思うが疑問はある」が 22%、「判断は妥当ではない」が24%と、疑問を感じたり妥当でないと考えたりしている教員も一定数いることが分かりました。

判断は妥当と回答した教員からは、
・「今の時代の子ども達にはこわい印象だけが残り伝わりづらいように思う」
・「はだしのゲン」は教材としてとても訴える力があると思うが、平和ノートのような細切れな取り上げ方で、知っているような気にさせるのはもったいない」
といった、限られた時間で扱わない方がいいとする意見もありました。

一方で疑問がある、妥当ではないと回答した教員の中にもさまざまな意見がありました。例えば、これまでとは違った扱い方でもゲンは教材に残すべきだったとする教員。

「3年生の教材としては難しい面もあったと思うが、なくす必要はなかったのではないか。学年を変えて使用する方法もあったのではないかと思う」

「まん画の中の別のエピソードを使うことも考えられるのではないかと思う」

「はだしのゲン」の作品の価値に言及する意見も多くありました。

「広島の原爆について学ぶのに「はだしのゲン」が一番いい教材だと思うからです。広島市に住んでいる以上「はだしのゲン」を読んでおくことはとても重要な事だと思いますし、そのきっかけとして平和ノートに載せておくのはいいなと思っていたからです」

「子ども達にとって庶民のつらさというか、一人一人、個人個人の思いや生活にふれることのできる一つの教材だと思っていた。私自身も子どもの頃読んで感じたことはたくさんあった」

「広島で起こったことを実体験された方が描いており、本当にあったことや時代背景などもわかりやすい。絵が子どものころは「こわい」と思って読んでいたが本当のことを伝えるためには必要だし戦争や原爆がおそろしいもの、こわいものという感覚をもつことは大切だと思う」

回答の中で最も多かったのが、市の削除の判断について「いずれでもない」というもの。その自由記述には、「市の方針ですので」、「考える余裕がないのでどちらでも良い」などの声がありました。

「平和教育プログラム」から10年

「ひろしま平和ノート」を使いはじめて10年。この教材についての感想を聞いたところ、8割以上の教員が「授業を行う助けになっている」と回答しました。実際に、自分自身も経験していない戦争について勉強する時間がない中で、平和教育の授業の柱となる教材(平和ノート)があるのは助かるという意見は多く見られました。

一方で、平和教育の授業が平和ノートに頼りっきりになることに危機感を持つ教師も少なくありません。これまで取材をした教員の中には、ノートがあることで教員の熱量によっては形式的になってしまった部分は問題だとか、授業の形骸化を危惧しているとする人もいました。

アンケート調査や取材に対し、本当はもっと平和教育の授業を発展させたい、自分が子どものころうけた授業のようにさまざまな資料や映像を見せながらやりたいと訴える教員も複数いましたが、そういう意識を持っている教員の多くは「とにかく教材研究する時間がない」と、なかなか思うように授業を作り上げる余裕がない現状が感じられました。

広島市教育委員会は現場の状況をどのように認識しているのか。平和教育を進めるうえでの課題について聞きました。

広島市教育委員会 学校教育部 指導担当部長 中谷智子さん

「広島市においては、被爆の実相に学んで、それを継承し発信していくという平和教育を行っています。その被爆の実相に学ぶ、被爆者が高齢化しておられます。子どもたちから話を聞くと、まだギリギリ肉親からも被爆の体験が聞けるという世代ではあるようですが、今後やはりそこも難しくなってくるだろうということは考えられます。そういったことも考えながら、本市における平和教育を今後どのように進めていくのかというところは、しっかりとまた見据えていかなくてはいけないところだろうなと思っていまして、このたびの平和教育プログラムの改訂の中でも、教育内容である平和ノートを改訂したわけですけれど、もしかしたら、プログラム全体をもう一度見直さないといけないかもしれない。細かなことで言えば、いま行っている時間数も十分なものなのか、そういったところも検討していかなくてはいけないと思っています」

戦後78年、時代や社会の状況が変化する中で、学校教育の場で良い平和教育をどのように実践していくことができるのか。課題を感じながらも日々子どもたちと向き合う被爆地広島の教員たちの模索を今後も注視していきたいと思います。

この記事のコメント投稿フォームからみなさんの声をお待ちしています。

みんなのコメント(36件)

感想
誰かのYouTubeアカウント
19歳以下 男性
2023年9月14日
戦争の悲惨さや核兵器の危険さを伝えることは大切だと思いますが、それだけではなく沖縄を取り返すために奮闘した義烈空挺隊、北海道が占領されることを防いだ樋口季一郎氏などの活躍なども後世に残し、戦争には負けたが、先人たちは頑張って当時を生きていたことも教科書で伝えていく事が大切なのではないでしょうか?と思いました
体験談
ゆうりょう
40代 その他
2023年9月8日
私は原爆記念日は夏休みでしが登校日でした…びっくりしたのが広島長崎以外のかたは普通に夏休みだったて…これって…
私は千羽鶴もおって長崎・広島送ってます。
提言
福道
40代 女性
2023年8月16日
記事を読み、悲しくなりました。平和学習をプランニングできないというのがどの世代の教師の声なのかは分かりませんが、だからこそさまざまな世代の教師がいて、平和学習や人権学習を実践できるのだとおもいます。歴史について学ぶ場所は自分の心次第で、資料館や語り部さんの話は無料とは思えない価値があるものばかりです。30分でも資料館に行ったりして、自主的に学び、日頃から折りに触れて教科書の話などと関連づけて平和の尊さを伝えていくべきだと思いました。大人として、子どもたちを戦地に送らない社会を築きたいものです。
感想
やまが
2023年8月16日
はだしのゲンが教材から削除された事について、その経緯に不透明なところがあったのなら、開示資料や関係者への取材にしぼって構成すべきだったと思います。経緯が不透明である時点で調査・報道する理由になり、教育現場の声だの「はだしのゲン」の「価値」だのとは無関係です。
提言
コトコト
40代 男性
2023年8月7日
はだしのゲンから伝わる恐さには、これ以上の怖いものは世界に存在しないのだということを知らせる重大な意義がある。この原爆による殺戮やその害が、人類にとって永久に最悪、という限界の概念を子供らに知らせることで教育や子供らの人生に非常に有益であると思う。
悩み
まめこ
60代 女性
2023年8月6日
沖縄においても平和教育へのジレンマがあります。体験者が減る一方で、体験者の声を聞く機会が少なくなりました。平和に対しても自分ごとでは考えられなくなっています。教科学習に重きが置かれ平和教材を読み込む時間が取りにくいことが挙げられる気がしています
感想
かに
40代 男性
2023年8月6日
放送内容をテキストで読みましたが、目の前の事実だけに焦点を合わせてしまって、受け手側の考える余地が少なくなっていることが問題ではないかなと感じました。記事の中で鯉を盗んだ行為が問題視されていましたが、「この人はこういうことをした」という感情的な捉え方ではなく、「この人はどういう背景があってそうしてしまったのか」を考えていかないといけないのではないかなというか。
感想
猫大好き
60代 女性
2023年8月3日
現在の授業時間数や先生方の負担を考えると平和教育を授業に組み込む事は難しいのかも知れません。 原爆体験者も少なくなり、語り継ぐ大切さも感じています。学校以外で学ぶ場所や少なくとも事実を理解する機会があると良いと思います。 広島出身者、身内に被災者が居た者として深く考えさせられる問題です。
提言
時間不足に悩める教員
60代 女性
2023年8月3日
戦争は政治の最大の失敗です。平和教育、戦争を二度とさせないためにということを考えさせていくためには、政治的な内容に年齢に応じて触れていくことは必然だと思います。政治の「中立性」に恐れをなして、政治から何でも遠ざけて教育を進めれば、若者ひいては国民の政治離れが拡大します。それでは冒頭の「戦争は政治の失敗」を再び繰り返す負の礎を築くことになり遺憾なことと思います。なぜ戦争になったか、そのとき世論は、世論誘導は、真実は、と突き詰めて考えさせることが必要だと思います。勿論年齢に応じてのことです。
感想
徳升 毅
50代 男性
2023年8月2日
今日のクローズアップ現代に猛烈に抗議したいです。私は長崎出身ではだしのゲンの在り方にいろいろな意見があることは理解しているつもりです。小学生時代にはだしのゲンを読みましたが、今では理解できますが途中から政治色が強く戦争の悲惨さを表現するものから離れすぎてわかりづらい漫画であったと思います。番組の後半、沖縄の平和教育の映像で小学校教師が戦争が敗局に傾いている時期に旧日本兵が市民が邪魔になったと児童に語っているところだけ放送することは非常に違和感を感じます。全力で住民を守ろうとした方々もたくさんいるはずです。戦時中に生きてきた日本人がいかなる思想を持っていたとしても悲惨な結果しかない、だから戦争はしてはいけないんだという結論だと個人的に思います。ご先祖様である沖縄守備隊が市民住民を邪魔だと思うような人間だったとすれば、日本はあるいは子孫である我々は人間的に存在する価値がありません。公平に!!!
感想
子どもたちはどう考える?
60代 男性
2023年8月2日
「はだしのゲン」の教材化について、扱いにくさを感じていた教員がいた事は、アンケートから伺える。しかし、番組構成からは、学校現場発端の見直しではなく、思想的な背景があり、落とし所が設定された会議により削除が決定した様に感じられた。さらに、削除の経緯について疑問を持っている教員が、少なからずいる事がわかった。このような教材の変更や削除が、多くの人に納得される為には、学校の授業での子どもたちの表れを元にして教材の価値を検討すべきだと考える。番組にも、もっとそういう視点が欲しかった。
感想
白滝
30代 女性
2023年8月2日
母と一緒に拝見しました。
なぜ教科書から削除したか、整然とした理由の無いことに不信感と怒りが募ります。
今ちょうどBarbenheimer(バーベンハイマー)も話題ですし、この時期に見れて良かったです。
日本だけでなく欧米諸国で大戦の記憶が薄れていく中、今日の番組と忘れられたひろしまを繰り返し繰り返し放送してほしいです。
感想
ふじじ
50代 女性
2023年8月2日
小学生の時、劇をしました。衝撃的で図書室で読みあさった記憶があります。自分達の時代でも、全部が理解できた訳ではありません。時代が違うのだから当然ですし、逆にリアリティーを感じました。学校、教員だけに子供達の教育を任せるのも限界があるのでしょうか。教員に限らず、いろんな縛り(書類や決め事)…どうにかなりませんか。
感想
20代
2023年8月2日
現代社会と比べ良くないと思われる描写内容があると思われ削除されたのかわからないですけど、なぜそのようなことが起こったのかどのような背景があるのかを考えることにも繋がり歴史を理解するために学びやすいのではと思いました。学ぶは真似る児童が主体的に学び考え理解して何が悪くて良いか道徳心にも必要な内容ではないでしょうか?誰が悪くて誰がいいなんてことを大人が勝手に考え思ってるだけで児童は自分達で戦争等について考えることができる大人は児童達の補助をしていく事が教えることではないのではないでしょうか、また広島はむしろ平和の教材を増やし選択肢を広げるべきだとかんじます。被爆の事戦争の事を語れる方々が少ない事も考えると大切な教材なはずです。
感想
平 和夫
70歳以上 男性
2023年8月2日
被爆地の平和教育。注目し期待しております。「はだしのゲン」には、体験者ならではの、怒り苦しみがあります。その事実は何よりも貴重です。その重みを、今のおとなの常識で軽視するべきではありません。
感想
もり
60代 女性
2023年8月2日
削除の理由に鯉を盗む行為が問題と説明されていたが、問題だという盗みをゲンがしなければならなかった理由を考えることが重要ではないかと思います。戦争が無ければ盗みなどすることはなかった筈です。根本的な事まで突き詰め考えて、そのような状況にならない為にはどうすることか正しいのかと子ども達に考えさせる教育をして欲しいと思います。はだしのゲンは事実であり、子供の立場で感じた気持ちを表現しているのだから、同じ年代の子どもが知る権利、大人が正しく知らせる義務があるのではないでしょうか。
感想
ひまわり
女性
2023年8月2日
「はだしのゲン」が、現代にそぐわない内容を含んでおり、扱いづらい教材というのは理解できるが、現実に起こったことを生々しく伝えてくれる貴重な作品だと思う。

皆の目障りにならない、扱いやすい教材に差し替えられていくのに、危機感のようなものを感じた。
体験談
ほかちゃん
50代 女性
2023年8月2日
私の小学生時代ははだしのゲンの実写映画を体育館に全児童集まり観て平和授業がありました。「はだしのゲン」こそ最も優れた題材です。確かに子どもには眼を覆いたくなるような場面はありますが、これぐらいの衝撃がなくては今の世の中、平和の尊さ平和の有難さが感じられないのではと思います。私は未だに実写の中で原爆で身体の皮膚がどろどろになりうじがわき、身体中包帯でぐるぐる巻になり、家の中で隔離されてる俳優さんの映像を鮮明に覚えています。その俳優さんを、他の番組で見る度怖くなってしまっていました。現在の小学校や中学で平和授業が簡素化されているのを我が子を通して知り愕然としたのを思い出します。絶対「はだしのゲン」の題材を無視しないで欲しいです。
感想
おじさん
50代 男性
2023年8月2日
私は、小学生の時ゲンの映画を観ました。石橋しょうじさんの包帯だらけ、幼い兄弟のジャガイモの歌、40年たっても覚えています。戦争原爆がいまだに恐ろしく思います。この映画を復活できることをお祈りします。
提言
ヒロ
50代 男性
2023年8月2日
私が戦争の悲惨を知り学んだのは小学四年で読んだ「はだしのゲン」です。どんな漫画を読んでもこの本は今でも戦争は絶対悪という根本になってます。「はだしのゲン」こそ今の子ども達に読んで欲しい願いです。くだらない客観的判断でこの本を知る機会を奪うべきでない。難しい文字や映像を並べる事よりも、子どもの興味や知識は漫画から得る事を今の大人達は知ってるはず。学校の教科書は大切な文化や歴史を伝える使命があります。どうして「はだしのゲン」を遠巻きにするのですか行政の人は自信を持って戦争の悲惨さを伝える教材がありますか?あるとすればそれはあなた方の自己満足ですよ。未来を生きる今の子ども達に伝える最良の教材である「はだしのゲン」を蔑ろにする事は絶対許されません。この名作を蔑ろにすることこそ、戦争を風化させてしまう怖い深刻な判断です。あーだこーだ大人が言う前に、まずは自分達の子どもに読ませるべき!
感想
ダイアナ
60代 女性
2023年8月2日
はだしのゲンの削除については、正直なぜ?と言うことしか浮かんできませんし、教育委員会の方の話には納得いくようなものではないと言うことは、視聴していた方は明らかです。子どもたちの未来のため、必要なことは何なのか、腹をくくり伝えようと思わないと。戦争で亡くなられた方々や今も辛い思いをされている方々へ、私たちは次は伝えて行く責任があるのだと思っています。
感想
おっさん
40代
2023年8月2日
この課題を取り上げてくれて嬉しいです。議論なくはだしのゲンが図書館からけされたりするので議論することが大事だと思いました。庶民の目線で意見しているはだしのゲンはある団体にとっては都合悪いものだと思います。理由をつけて消したいのだと思います。現場の先生に平和教育の内容を考えら時間をつくらせないようにしてるとしか思えないです。権力に屈することなくこれかも番組作り頑張ってください応援してます。
感想
スムースオペレーター
50代 男性
2023年8月2日
私が小学生だった昭和50年代.長崎の原爆資料館に修学旅行で行きました。凄惨な資料と語り部の女性の話に耐えきれず、私は暫く悪夢にうなされました。又、はだしのゲンの漫画にも同じようにショックを受け、当時大きく取り上げられていた、ノストラダムスの大予言と相まって、これからの未来に恐怖した事を覚えています。番組を見ていると、はだしのゲンは正義であるかのように語られますが、違う面からも検証して欲しかったです。
感想
John
60代 男性
2023年8月2日
「はだしのゲン」を批判する人々は、恐らく天皇批判の場面が最大の理由だったのだろう。だがこの話は、被爆と敗戦で混乱の極地から必死に這い上がって行った人々の真実の姿であり、これを政治的に捉えてしまえば対立するのは当然。それを単に教えづらいと言う理由で幕を引くのは大人としての知恵と平和への決意が足りないと言う他なく、単にふたをしてしまえば済む事ではないだろう。当時の人々の真実の姿と心の動きを伝えるものとして、たとえ教育の場で取り上げられなっても、これからも人々に読み継がれる本である事は間違いないだろう。
感想
ゆり
60代 女性
2023年8月2日
「はだしのゲン」が、教科書から削除されたのは今日初めて知りとても残念でなりません!
問題になった鯉を盗むところ、
食べるものがなければ盗むしかない、生きるため、それが戦争ですよね。キレイごとは言っていられません。

図書館にもあって20年ほど前、家の子達も読んで、私も読みましたが、実際に原爆を体験した中沢さんが描いたもので胸をうつ作品です。戦争は2度と起こしてはいけないし、している国を止めるようにするのが日本の役割だと思います。

ぜひ、削除の撤回を?望みます!
感想
ゴルフ89
70歳以上 男性
2023年8月2日
はだしのゲンについて、一言
クロゲン頑張って下さい!
平和教育は、重要です!
子供達の考える課題を奪わないで下さい!よろしくお願いします!
感想
ナカザワ
60代 男性
2023年8月2日
教育内容を政治利用させてはいけません。古いという理由は理由になっていません。時間が経てば古くなるのは当然だからです。問題は古くても何故学ぶのか、学んだことで未来をどう作るのか、子どもに学ばせる教員の力量の問題です。このことで広島の教員になる人が減ることを心配しました。
感想
meちゃん
70歳以上 男性
2023年8月2日
平和教育というよりも、「歴史教育」として真実をを伝える事が大事なのではないか。真実を隠そうとする政治的な圧力を感じる。
感想
ジョージ
50代 男性
2023年8月2日
全てが教える側にとって都合の良い資料はないでしょう。当時の空気感を感じさせる資料が一番求められるはずです。ゲンや新しい資料が併用できないのか、というのが率直な思いです。
感想
ゆー太
30代 男性
2023年8月2日
まず、何でを考えてみてください。
ゲンが鯉を盗んだり、曲芸をした理由を。
その当時の日本の情勢を考えられる大人なら思いつくはずです。
次に自分ならどうしているだろうか考えてみてください。
私達、日本国民の大半は戦争を体験していません。もし、この国が戦火に再びさらされるとしたら一個人の人間としてどうするだろう?
私は災害や救命救急の一般講習を受けましたが、『自助』という言葉を学びました。自助=自分を守るということです。
これすらできるでしょうか?
提言
信州のT
50代
2023年8月2日
一教師としてコメントします。
何よりも優先すべき教育内容のはずの「平和教育」。これがないがしろになってしまう教育現場、それが今の現場の現実です。やりたくても、できないのです。とにかく、あれもこれもと扱う内容も量も増え続け、どんどん多岐に渡ります。保護者からの要求も様々で対応に追われる毎日。命や国を継いでいく子どもたちに大切にしてほしいことを、教師がきちんと準備をして授業提供できるよう、教員の働く環境、待遇改善も必要なのです。メディアから教師がやるべき、という発信をされる毎に糸も簡単に現場は追い詰められるのです。
提言
げしくん
60代 男性
2023年8月2日
裸足のゲンは、原爆の悲惨さと
戦争の現実をものすごく実感させられる、なぜ子供達にこれを読ましたら悪いのか自分達の狭い考えで削除されたのはものすごく愚かな事ではと思う??この漫画は後世に読み継ぐ価値のある作品だと確信する。!
体験談
おすぎ
20代 女性
2023年8月2日
助産師をしています。
性教育をさせて欲しいと高校に依頼したところ、「リスクが大きい、保護者からクレームが来そう!」など保守的な意見が教員からよせられ、性教育をさせてもらえませんでした。
はだしのゲンの問題、とても共通点が多くて胸が痛みます。
教員たちの立場が危ぶまれることもわかりますが、教育をうける子どもたちが将来大人になった時に為になる教育とは何なのかを今一度、教育の現場で考え直してもらえると嬉しいです。
感想
Eスタ付近の住民
60代 男性
2023年8月2日
広島市民としていろいろ考えさせられる内容でした。
個人的には、はだしのゲンは教材として使用されるべきと考えます。

今後も継続的な取材と放映をお願い致します。
感想
Y.
19歳以下 男性
2023年8月2日
なんではだしのゲンを削除するか本当に分からない
記事や番組を見ていて憤りしか感じなかった
ものを盗むことは確かに不適切だが、
その時の時代背景をみずに不適切不適切って、、
大の大人が恥ずかしいと思います
提言
西山
50代 男性
2023年8月2日
なぜ、鯉を盗まなくてはならないか?
これをきちんと解説しないで、論点が全く分からない番組。
ちゃんと番組を組み立てて欲しい