フードシェアリングでロスをなくす【インスタ画像でわかりやすく解説】
どうしても売れ残ってしまうパン。
廃棄するにはもったいない…そこで始まったのが、「フードシェアリング」です。
もちろん賞味期限が十分あるパンを発送。
しかも全国各地のパンを食べることができ、価格は3割ほど安く設定されています。
(NHK「人生レシピ」より)
※サムネイルの画像を矢印に沿ってスワイプすると、インスタグラム「地球のミライ」で投稿した画像の続きを見ることができます。
全国のパンをお取り寄せ フードシェアリングでロスをなくす!
日持ちがしないパンの製造と販売。需要を予想して作る数を決めるそうですが、天候などが客足に影響し、どうしても売れ残りが出てしまいます。
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パン販売店 代表 滝沢 光男さん
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「愛情込めて作っているので、残ってしまうってのはすごく寂しい。ましてゴミとして処分してしまうというのは非常に悲しかったですね」
そこで、この店では2年前から売れ残ったパンを冷凍し、フードシェアリングの活用を始めました。利用しているのは食品ロスをなくそうという趣旨で作られたインターネットサイトです。このサイトには全国1,000件以上の店が登録しています。
■パンを買いたい人は利用者としてあらかじめサイトで登録をすませ、買いたいお店のパンの予約をしておく
■お店側に売りきれなかったパンが出れば、冷凍され、予約した利用者の元に届けられます。
価格は定価より3割ほど安く設定されています。店側は食品ロスが減らせる上、売り上げがアップ。しかも新たな顧客が獲得できます。双方にメリットがあるマッチングサービスです。
発送するパンは賞味期限が十分にあるものと定められています。既定サイズの箱があり、パンを店側がアレンジして詰め合わせます。ちなみに、こちらのお店の詰め合わせは食パンや菓子パン、調理パンが20個!
利用者の西尾さん一家です。これまですでに10回以上パンを購入しています。自分がパンを取り寄せた店が地図の上に表示され、これが「全国各地のパンを食べてみたい」という目標になり、西尾さんの新たな楽しみになっているのだそうです。
サービスが始まって4年。これまでに約500万個のパンを廃棄することなく利用者に届けることができたといいます。売り上げの一部から児童養護施設へパンの寄付も開始しました。
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通販サイト 考案者 斉藤優也さん
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「現状を理解はしなくてもいいんですけど、未来をつくっていく子どもたちに少しでも(食品ロス)があるってことを思い出してもらえたらという思いでやっています。本当に日本の食品ロスの1%とか2%とか、それくらいを減らしていければと思っています」
インスタグラムでも画像を公開中
インスタグラム「地球のミライ」では、環境問題や気候変動のほかSDGsの達成に向け、いま課題になっていることを写真やグラフィックで紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
インスタグラム「地球のミライ」※NHKサイトを離れます