買い物しながら服のリサイクルを体験【インスタ画像でわかりやすく解説】
千葉県木更津市にオープンした商業施設。
長期間売れ残った商品や小さな傷や形の違いで流通されにくい規格外品などを定価よりも安く販売しています。この施設では、大学や企業による衣服のリサイクルの取り組みが紹介されていて、体験も可能。ファッション業界のリサイクルを楽しく、学んでみませんか?
(NHK「首都圏ネットワーク」より)
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買い物をしながら服のリサイクルを体験!

2023年6月、千葉県木更津市にオ-プンした商業施設。ここで売られているのは、長期間売れ残った衣服や雑貨、小さな傷や形に違いがある規格外のものなどです。廃棄される前に施設をオープンした不動産会社が買い取ることで、価より安く販できるのだそうです。中には価格の75%引きで売られているものも。
環境省によると、国内では年間約50万トンの衣服がごみとして廃棄されているということです。この施設では買い物をしながら、大量の衣服がつくられ廃棄されている世界的な課題を学ぶことができるのです。

施設で設けているのは、衣服のリサイクルの取り組みを紹介するスペース。ここでは繊維状にした衣服をもみ殻などと混ぜて発酵させ、肥料をつくる体験ができます。

衣服をつくるときに出る裁断くずや落ち綿などを紙に再生させる企業の取り組みや、服飾を学ぶ学生が使ったあとの布などから燃料をつくる大学の研究も紹介。
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衣服から肥料を作る会社 池上梨乃さん
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「ファッション業界の大量廃棄などの課題をみぢかに感じてもらい、解決につなげたい」
施設に入るのには入場料(大人300円)がかかりますが、こうした取り組みには100以上の企業や大学が協力しており、入場料のすべてと収益の一部は施設内で紹介している企業や大学に寄付されるということです。
買い物を楽しみながら、ファッションめぐる環境について考えてみませんか?
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