山中湖から毎日発信!富士山に魅せられた女性の思い
- 2024年02月13日
山中湖村では、毎朝富士山の姿を写真に収め観光協会のSNSで発信している女性がいます。
富士山に魅せられた、その熱い思いとは?
(NHK甲府 カメラマン 丸茂孝洋)
毎日富士山をSNSでお届け!
1月中旬、厳しい寒さの山中湖畔。
スマートフォンの小さなレンズを通して、雄大な富士山の姿を毎朝撮影している女性がいます。
山中湖観光協会に勤める、渡辺美緒さんです。
風によって波が出て氷が寄せられて流氷っぽくなっていたり、毎日違った氷が見られるのはちょっと楽しいですね。宝物探しじゃないですけど、なにかを探すのが。
3日にいっぺんぐらい写真あげてみるっていう軽い感じで始まりました。
反応あるとやりがいもありますし、自分も朝、富士山見て気になりますね
それから毎朝山中湖に通い、投稿された写真はなんと1,000枚以上。
SNS上には、それぞれの季節が生み出した幻想的な富士山と山中湖の姿がありました。
なかでもおととしの夏に撮影されたある写真が話題を呼びました。
それがこちら
その日はもう真っ暗で、きょうは暗いグレーの富士山かなと思って下向いて作業してたら、上向いたら「はっ!」っていう感じで目が覚めるぐらいの、ミラクルな景色が待っていました
観光協会のSNSには、国内外から1万5,000を超える反応がありました。
渡辺さんの写真に魅了された人も
渡辺さんは毎日違う富士山撮っていますもんね。
寒い冬のほうが富士山もすてきな富士山が撮れるというので、ぜひ今からダイヤモンド富士とかいろいろ写真撮影に行きたいなと思っています
当初1,000人ほどだったSNSのフォロワーも、今では1万人を超えました。
案内所の仕事でも写真を活用!
富士山が見えない日に訪れた観光客には渡辺さんが撮影した写真をプレゼントしたり、地元の郵便局と協力し切手シートを作るなど、山中湖の観光PRに大きく貢献してきました。
渡辺さんの 富士山への熱い思い
この日も湖畔には渡辺さんの姿が。しかし富士山は朝から厚い雲に覆われていました。
しかし、出勤前にもう一度湖畔を訪れると・・・
時間があればちょっと出勤前に寄るみたいな、その時間に一瞬見えることがあったりするから、「いつも来るのを分かってる」みたいに出てくれるのでありがたいです
昼間の青い富士山っていうのは皆さんご存知で、でも私が朝投稿することによって赤富士だったり紅富士だったり虹が出たり「こんな景色が見られるんだ」というきっかけになって、「行きたいなぁ」ってなっていったらいいなと思います
取材したカメラマンから・・
渡辺さんに密着した期間は、朝も早いうえに寒かったので撮影するのが本当に大変でした。渡辺さんはそれを365日毎朝撮影していると思うと、カメラマンとして頭が下がるばかりです。だからこそすてきな富士山の写真が撮れるんだなと感じました。
本編では渡辺さんが撮影した、愛にあふれた富士山をたくさん紹介しているので、こちらもあわせてご覧ください!