【ブログ】藤原、貸してみたinワイナリー 藤原アナが語る裏話
- 2024年03月08日
アナウンサーの藤原優紀です。「藤原、貸してみたinワイナリー」をご覧頂いたみなさま、ありがとうございました。公開されたwebコンテンツも、ぜひ楽しんでくださいね。
このページでは、番組では紹介していない私の思いを書いてみようと思います。
「藤原、貸してみた」初回放送後には、たくさんの方から声をかけて頂きました。
「うちでも借りたい!」「次はどこに行くの?」
なかには「ハラハラしながら応援していたよ」と見守ってくれた方も。
うまくできないことも多々ありましたが、体当たりで取り組むことで、山小屋のお仕事のやりがいや働くひとの横顔をお伝えできたのかなと、少しほっとしました。
そしてなにより、番組を楽しんでもらえてうれしかったです!
第2回は「山梨ワイン」!
今回は、甲州市勝沼にある老舗ワイナリーにお邪魔しました!
最初から最後までお世話になった、ワイナリーの代表・白石壮真さん。
初回の「貸してみた」を見て、「若者やたくさんの人にワインに興味を持ってもらいたい」と応募してくれたのです。
急げ!ぶどうの収穫
おいしいワイン造りにはおいしいぶどうが欠かせません。今回収穫をしたのは「甲斐ノワール」という品種。
大学を卒業して、見習いとして修行中の大橋拓実さんに収穫のポイントを教えてもらいます。
もったいないような気がしますが、これもおいしいワインのため!集中してぶどうと向き合い続けます。
仕込みを翌日に控えているにもかかわらず、私藤原、病気の実を見落としてないか心配で、なかなかペースアップできません。
最後には、大橋さんや撮影クルーに手伝ってもらって、なんとか収穫を終えました。
かかった時間は、なんと6時間!黙々と作業をするのが好きな自分にとってはあっという間でしたが、そばで応援してくれていた撮影クルーの遠い目は忘れられません。(笑)
仕込みのスケジュールや天候にも左右されるぶどうの収穫。
自然と向き合う仕事だからこそ、丁寧さだけでなく、手際よく作業を進めることが重要なのだと知りました。
ワイナリーの仕事は〇〇が8割?!
収穫したぶどうを仕込む作業が始まりました。
収穫した1トンのぶどうの作業を終えて、お疲れさまでした!と思いきや…
ワイナリーの仕事の8割はお掃除…
今回の「貸してみた」で一番驚いたことです。
どこか優雅なイメージがあったワイナリーのお仕事。
実際には大きい機械やタンク、収穫に使った箱の掃除などなど、清掃作業や片付けが欠かせません。
おいしいワインの完成までに、皆さんの隠れた苦労があったんですね。
私はクタクタでしたが、笑顔でこなしていた大橋さん。すごいなぁ。
ワイン職人としての一歩を踏み出した大橋さんの表情はいつもきらきらしていて、「ワインについてもっと知りたい」「ワイナリーの役に立ちたい」、そんな思いを感じました。
いよいよ発酵!できたてのワインのお味は?
仕込みから10日後、再びワイナリーへ。
ぶどうの発酵が進んで、もうワインになっているそう。
ワクワクでタンクを開けると…
すっかり色も濃くなって、ぶどうとアルコールのいい香りが広がります。
「味わってみたいな」なんて思っていたところ…
タンクの中に残っていたのは、大量のぶどうの皮!
かきだしてもかきだしても、減っている気がしません。
油断していたところに突然現れた大仕事!
お恥ずかしながら、タンクの中は全てワイン(=液体)になっていると思っていました。
(よく考えたら皮が残っているのは当たり前なのですが)
この皮もしっかり絞って、ワインに使います。
今回の「貸してみた」では、改めて自分のパワー不足を痛感。
ワイナリーの皆さんはあたたかく見守ってくれましたが、借りていただいて役に立つためには、人一倍テキパキ、パワフルに動かなければいけないと、反省も残ります。
最後に、ワインを一口、味見させていただきました。
自分で収穫して、(力不足ながら)汗をかきながらお手伝いさせてもらったワインは、特別な味。
白石さんの笑顔を見て、ワイナリーの皆さんも、毎年変わることなくこんな喜びを感じていらっしゃるのかなと想像しました。
ワイン以外にも学んだ 笑顔と愛情の大切さ
今回の番組を通して印象的だったのが、ワイナリーの皆さんの笑顔!
作業の大変さを上回る、ワインづくりの楽しさ、完成したときのやりがいがあることを知りました。
今回ロケをさせてもらったのは、大切な仕込みの時期。
1年以上先に飲んでくれる人の笑顔を想像しながら、愛情をこめてワインを作る皆さんの姿。
目の前の大変な仕事に向き合うときの姿勢として、学ぶものがたくさんありました。
皆さん、本当にありがとうございました!
「藤原、借りてみたい」と思った方は、ぜひこちらからご応募ください!