【特集】不調の改善が期待できるツボは?(腰痛・頭痛・肩こり改善やメンタル不調など)

更新日

【特集】不調の改善が期待できるツボは?(腰痛・頭痛・肩こり改善やメンタル不調など)

ツボは、WHO(世界保健機関)に認定されているものだけで361種あり、それ以外のものを含めると数千ほどあるといいます。腰痛や頭痛、肩こり、メンタルの不調のセルフケアなどに期待できるツボをまとめました。美容と健康のツボについても合わせて解説します。

※ツボを押す時は押しすぎに注意してください。

メンタル不調改善のツボ

百会(ひゃくえ)

百会(ひゃくえ)

百会は、両耳を結んだ線とみけんを通る体の中心線が交わる、頭のてっぺんによりも少し前にあるツボで、押すと他の場所よりもやわらかく感じる部分です。
自律神経が整い、リラックス効果が期待できます。

【押し方】
指で5秒かけてゆっくり押し、3秒止めてからゆっくり離す。これを3~5回ほど繰り返します。

合谷(ごうこく)

合谷(ごうこく)

親指と人差し指の骨が交わるところから、少し人差し指寄りにあるへこんだところです。押すと痛いくぼみです。脳に刺激を与えるツボと言われていて、リラックス効果や集中力アップなどにお勧めのツボです。

【押し方】
反対の指でゆっくり5秒ほど押し、ゆっくり指を離す。これを5回ほど繰り返します。

内関(ないかん)

内関(ないかん)

内関は、手首を軽く曲げてできるシワの真ん中から指3本分、縦に2本通っている筋の間にあります。緊張している時や、不安を感じている時などに、簡単にセルフケアできるツボです。車酔いや不眠にも効果が期待できます。

【押し方】
指で5秒かけてゆっくり押し、3秒止めてからゆっくり離す。これを3~5回ほど繰り返します。

声優 福山潤さんが伝授!「メンタル不調」改善のツボの刺激のしかた👉【動画】



腰痛の改善のツボ

腎愈(じんゆ)・大腸愈(だいちょうゆ)

腎愈(じんゆ)と大腸愈(だいちょうゆ)の場所

腰が原因の腰痛の人にオススメのツボです。

  • 腎愈(じんゆ):一番下の肋骨の高さ、背骨からテニスボール1個分横にずらしたところ。
  • 大腸愈(だいちょうゆ):ウエストの高さ、同じく背骨からテニスボール1個分横にずらしたところ。

【押すときのポイント】
手で押すだけでなく、壁や床と背中の間にテニスボールを挟み、自分の体重をかけて押すのもお勧めです。

声優 福山潤さんが伝授する「腰痛」改善のツボの刺激のしかた👉【動画】



肩のコリ改善のツボ

肩外兪(けんがいゆ)

肩外兪(けんがいゆ)

肩甲骨の内側の上端のへこんだ部分

【押し方】
ベッドに横になり、テニスボールをベッドと肩ではさみ、体の重みでツボを刺激します。
目安は1回30秒程度で、左右のツボ両方にしてみてください。

体を前後左右に動かすとツボ周辺にある筋肉のコリもほぐせます。

声優 福山潤さんが伝授!「肩こり」改善のツボの刺激のしかた👉【動画】

ソフトボールを用いたツボ押し

消濼(しょうれき)

消濼(しょうれき)

肩こりの原因は、肩の筋肉のコリだけではありません。二の腕の筋肉にできるコリが、肩こりの症状を悪化させている場合があります。
そこで、お勧めするのは、二の腕のツボ「消濼(しょうれき)」のコリをほぐすストレッチです。

つかんだヒジを引っ張るようにして二の腕の筋肉を伸ばす

【方法】

  1. 片方の手を肩に乗せ、反対側の手でヒジをつかむ
  2. つかんだヒジを引っ張るようにして二の腕の筋肉を伸ばす

※体は真っすぐの姿勢をキープして下さい。

1回5秒ほど。左右それぞれ5回ずつで1セット、1日2セット行います。
決して伸ばしすぎないようにしてください。

腰痛・肩こり・頭痛をやわらげる東洋医学について詳しくはこちら



頭痛改善のツボ

頭痛のなかで最も多い「緊張型頭痛」の症状改善にお勧めするのは、首や腕のツボ押しです。

天柱(てんちゅう)

天柱(てんちゅう)

後頭部の首の付け根にあるくぼみの外側の部分

【押し方】
親指を使って5秒かけてゆっくり押し、5秒止めた後、5秒かけてゆっくり緩めます。
一度に5回繰り返すのが目安です。

頭維(ずい)

頭維(ずい)の場所

額の生え際から親指半分ほど奥の部分

【押し方】
中指と薬指を使って、5秒かけてゆっくり押して緩めます。一度に5回繰り返すのが目安です。

曲池(きょくち)

曲池(きょくち)

ヒジを曲げてできるシワの端で、押すと少し痛い部分です。

【押し方】
5秒かけてゆっくり押し、5秒とめた後、5秒かけてゆっくり緩めます。

離れた所からでも効果を与えることができるのがツボの特徴です。筋肉が緩んで、肩こり改善にも効果が期待されます。

声優 福山潤さんが伝授!「頭痛」改善のツボの刺激のしかた👉【動画】



美容と健康のツボ

巨髎(こりょう)

巨髎(こりょう)

巨髎(こりょう):瞳の中央から下ろした線と、小鼻の横を結んだ線の交わるところ。

【押し方】
親指を使って、3秒~5秒かけてゆっくり強く押し、3秒~5秒離す。これを5回ほど繰り返します。
顔の血流がよくなり、筋肉がほくれることで、ほうれい線を薄くしたり、むくみ改善も期待できます。

三陰交(さんいんこう)

三陰交(さんいんこう)

三陰交は、内くるぶしの最も高いところから、膝に向かって指4本分のところで、スネの骨のキワにあります。生理痛などの女性特有の症状の改善に期待ができるツボです。

【押し方】

  1. 親指をツボに置いて息を吸う
  2. 息を吐きながらゆっくり垂直に押す
  3. 3秒~5秒ほど押してからゆっくり緩める

これを左右行い、それぞれ3回~5回繰り返します。

関元(かんげん)

関元(かんげん)

関元は、おへそから足元に向かって指4本分のところにあります。更年期のさまざまな症状の改善が期待できるツボです。

【押し方】

  1. ツボに両手の中指をつけて、人指し指と薬指を添える
  2. 深呼吸しながら、骨盤の中心に向かって両手の3本の指でゆっくり押していく
  3. 気持ちのいいところで3秒~5秒とめ、ゆっくりと戻す
  4. これを3回~5回繰り返します。

声優 福山潤さんが伝授!「美容と健康」のツボの刺激のしかた👉【動画】