ピックルボールって何?北陸初の団体が小松に誕生!
- 2023年07月18日
北陸で初めての公認団体が小松市に誕生した「ピックルボール」🏓
子どもから高齢者まで誰でも楽しめる新たな生涯スポーツです。
団体が小松市に誕生したきっかけは、去年の大雨による浸水被害でした。
(キャスター 川野優里亜)
ピックルボールとは?
コートは、バドミントンと同じ広さで、ネットはテニスで使うもの。そして、使用するラケットとボールは、結構軽いんです!ラケットは、パドルと呼ばれるもので、卓球よりもボールがあたる面積が大きく、ボールは26か所の穴が空いています。
バドミントン・テニス・卓球の要素をかけあわせたスポーツ、これが「ピックルボール」
ピックルボールは、1960年代アメリカのシアトル発祥。ピックルボールの競技人口は、アメリカで500万人、日本では1,500人くらい。
2018年に日本ピックルボール協会が設立されて、去年、日本ピックルボール協会公認の団体が北陸に初めて、小松市に誕生しました!
去年の大雨被害がきっかけに
実はこの場所、体育館ではないんです!
元々織物工場だったのですが、去年8月の大雨で浸水被害を受けました。 床上30㎝まで浸水し、機械や製品がほとんど使えなくなってしまったんです。
北陸初のピックルボールの団体の代表でもあり、こちらの織物工場の社長でもある山木彰英さんは、
浸水したときは辛かったし、工場を戻そうとおもったけど、1つの工場に機械を集約したら生産効率が上がった。
取引先のテニス愛好家の人から、こういうスポーツがあると聞いて、 雨で被害があった場所だから、雨の日にも使える施設にしようと考えた。
ピンチをチャンスに変えよう!
と前向きにとらえて、ピックルボール専用コートを作ったそうです。
そして、この場所は複合施設として、ピックルボールだけはなく、ダンスの練習や音楽スタジオとしても使えるようになっています。吸音材や床のペンキもすべても手作業で行ったそうです。
では、実際に私も体験!!
ピックルボールのルール
- 2人1チームで対戦、3セットマッチ11点先取
- サーブは腰から下で打ち、対角線上のコートに入れる
- サーブの返しとそのリターンはワンバウンド
それ以降は、ワンバウンドでもボレーでもOK - ポイントはサーブ権のある人のみにポイントが入る
サーブ権のない人にはポイントは入らない - ノンボレーゾーン(ネットから2メートル13センチ)
→ボレーで返す場合はこの中に入ってはいけない
ノンボレーゾーンでは必ずワンバウンドで返す
ピックルボールを体験した感想は?
実際に体験してみると、ボールが軽いので、ラケットに少し当たるとぽーんと飛んでしまいます。でも打ち返してうまく相手のコートに入った瞬間、そしてポイントが取れた時はスカッとして気持ちいい!穴あきボールが風の抵抗を受けて、球速が弱まるので、子どもから高齢者まで楽しめそうです!
地域の人が集う場所に
山木さんは、
ピックルボールだけでなく、雨の日でも使える施設なので、 イベントやお祭りもできる地域の人が集う場所にしたい。北陸オープンや石川オープンなどの大会も開催したいと思っています。
と話してくださいました。
子どもから大人まで楽しめるピックルボール、生涯スポーツとして人気を集めそうです!