夏の高校野球石川大会組み合わせ決定!【速報版】
- 2023年06月28日
夏の高校野球石川大会
組み合わせ決定!注目校はどこに?
(アナウンサー 大村和輝)
各都道府県で続々と組み合わせが決まる中、石川でも6月28日、第105回全国高等学校野球選手権石川大会の組み合わせ抽選会が行われました。46校43チームが、甲子園を目指して熱戦を繰り広げます。今年はどんなドラマが生まれるのでしょうか。シード8校がくじを引いた後、各チームのキャプテンがそれぞれくじを引き、組み合わせが決まりました。今年はやや偏りのある組み合わせとなったか…?では、やぐらの左から順に組み合わせを見ていきます。
Aゾーン
ドラマの予感・昨夏優勝・星稜の壁を越えられるか
星稜は、名将・山下智茂元監督の息子である山下智将(としまさ)さんが今年4月から監督に就任し、今夏は監督としてチームを牽引します。春季大会では、日本航空石川を破って県大会優勝を果たしました。今年のチームは、最速149kmのエース右腕・武内涼太投手、甲子園大会も経験したサウスポーの中山敦(あつし)投手を中心に守り勝つ野球で、2年連続の甲子園出場を目指しています。
その星稜と同じ組に、なんと星稜野球部元・監督の山下智茂さんがアドバイザーを務める門前高校が入りました。ドラマを感じる組み合わせで、“親子対決”の実現があるかもしれません。その門前高校は、4月の春季大会で金沢龍谷(ベスト8)に敗れたものの6回まで4対4と接戦を繰り広げるなど成長を遂げており、山下智茂アドバイザーも「確実に力をつけている」と手応えを感じています。門前高校は、初の甲子園出場を目指します。
Bゾーン
小松大谷の「2枚看板」を攻略出来るか
小松大谷は、最速144kmの右腕・塚田光唯(こうゆ)投手と、最速142kmの右腕・竹島来晟(らいせい)投手の「2枚看板」がチームの中心。「昨年ほどの打力はありません」と西野貴裕(たかひろ)監督は話していますが、春季大会から4番を任され、大阪桐蔭高校から声もかかった1年生の田西称(たさい・とな)選手の活躍にも期待がかかります。小松大谷は2年ぶりの甲子園出場を目指します。
もう1つのシード校が金沢桜丘。エース右腕・喜多航世(こうせい)投手がチームを牽引します。金沢桜丘を筆頭に、金沢泉丘、金沢市立工業などが小松大谷の投手陣を攻略出来るかが注目です。
Cゾーン
投打にバランスのとれた遊学館が優勢か
遊学館は、今年4月に行われた日本代表候補合宿に召集されたエース右腕・村松杏慈(あんじ)投手を中心で打線も活発。とくに4番に座る185cm・120kgと恵まれた体格の吉本翔磨選手は、長打はもちろん、チャンスに強いバッティングでチームを牽引しています。投打にバランスのとれた遊学館は、8年ぶりの甲子園出場を目指します。
その遊学館との初戦を戦うのが、今月21日に育成功労賞を受賞した竹田佐太雄(さたお)監督が指揮をとる小松商業。この小松商業と、北陸学院などが遊学館を相手にどんな戦いを見せるのかが注目です。
Dゾーン
激戦必至。日本航空石川、金沢龍谷、金沢、鵬学園などが同組に。
日本航空石川と言えば、例年「打撃」が強みのチームですが、今年は「投手力」が武器。投手陣は「4枚看板」を擁し、県内屈指の投手力を誇ります。その「4枚看板」は、左右2人ずつおり、それぞれフォームや球種も違うため、攻略は簡単ではないことが予想されます。春の北信越大会決勝ではエースが登板しない中、星稜打線を3点に抑えて2連覇を達成しました。6年ぶりの甲子園出場を目指します。
その大本命の日本航空石川のほかに、注目校が5校も。古豪の金沢、春ベスト8の金沢龍谷、そして春季大会で日本航空石川に延長戦の末0対1で惜しくも敗れた鵬学園、力のある津幡、県立工業が挑みます。
今大会もラジオ、テレビで試合の模様を生中継!
いよいよ始まる第105回全国高等学校野球選手権石川大会。大会は7月11日に開幕し、順調に日程が進めば7月27日に決勝が行われます。
NHKでは、今大会もラジオ、テレビで試合の模様を生放送でお伝えします。
さらに詳しい大会展望を7月5日(水)に放送予定!
来週5日(水)の「かがのとイブニング」では、NHK金沢・高校野球解説者の赤土悦崇さんの大会展望企画も放送しますので、ぜひそちらもご覧ください!