【詳報】北海道知事選挙 出口調査の結果は
- 2023年4月9日
4月9日に投票が行われた北海道知事選挙。与野党が全面的に対決する構図となりました。NHKが9日に行った出口調査の結果を詳しくお伝えします。(知事選挙取材班)
NHKは9日、有権者の投票行動や政治意識を探るため、知事選挙で出口調査を行いました。調査は道内40の投票所で投票を終えた有権者4801人を対象に行い、61.0%にあたる2931人から回答を得ました。一方、8日までに有権者のおよそ16%が期日前投票を済ませていますが、これらの方々は調査結果に含まれていません。
支持政党別の投票行動
知事選挙の出口調査では投票した人に、ふだん支持している政党について尋ねました。
結果は、▼自民党が44%、▼立憲民主党が18%、▼日本維新の会が2%、▼公明党が4%、▼共産党が4%、▼国民民主党が1%、▼れいわ新選組が1%、▼特に支持している政党はない、いわゆる無党派層が23%でした。
現職の鈴木氏は、▼自民党の支持層の90%台半ば、▼立憲民主党の支持層のおよそ40%、▼公明党の支持層の80%台後半、▼共産党の支持層の30%台後半、▼特に支持している政党はない、いわゆる無党派層の70%台半ばから支持を得ました。
新人の池田氏は、▼立憲民主党の支持層の50%台後半、▼共産党の支持層のおよそ60%、▼無党派層の20%あまりから支持を得ました。
年代別の投票行動
知事選挙の出口調査の結果を年代別に見ますと、▼10代と20代の80%あまりが現職の鈴木氏に投票しています。
▼30代の80%あまりが鈴木氏に投票しています。
▼40代の70%台半ばが鈴木氏に投票しています。
▼50代の70%台後半が鈴木氏に投票しています。
▼60代の70%台後半が鈴木氏、およそ20%が新人の池田氏に投票しています。
▼70歳以上のおよそ70%が鈴木氏、20%台後半が池田氏に投票しています。
男女別の投票行動
知事選挙の出口調査の結果を男女別に見ますと、▼男性のおよそ70%が現職の鈴木氏、20%台後半が新人の池田氏に投票しています。また、▼女性のおよそ80%が鈴木氏に投票しています。
投票で重視したことは
知事選挙の出口調査では投票で重視したことについて尋ねました。
▼「政策・公約」が46%、▼「人柄・イメージ」が26%、▼「経歴・実績」が20%、▼「政党・団体の支援」が8%でした。
鈴木氏に投票したと答えた人に限ってみますと、▼41%が「政策・公約」、▼27%が「人柄・イメージ」、▼25%が「経歴・実績」、▼7%が「政党・団体の支援」と答えました。
鈴木道政の評価
知事選挙の出口調査で鈴木道政への評価について尋ねたところ、▼「大いに評価する」が32%、▼「ある程度評価する」が56%、▼「あまり評価しない」が9%、▼「全く評価しない」が3%でした。
期待する政策
知事選挙の出口調査で新しい知事に期待する政策について尋ねたところ、▼「物価高騰・景気対策」が48%、▼「医療・福祉の充実」が19%、▼「教育・子育て支援」が18%、▼「財政の健全化」が8%、▼「交通インフラの維持・整備」が4%、▼「防災対策」が2%でした。
鈴木氏に投票したと答えた人に限ってみますと、▼「物価高騰・景気対策」が51%、▼「医療・福祉の充実」と「教育・子育て支援」がそれぞれ17%、▼「財政の健全化」が7%、▼「交通インフラの維持・整備」が4%、▼「防災対策」が3%でした。
冬季五輪・パラ招致の賛否
知事選挙の出口調査で札幌市が進める2030年冬のオリンピック・パラリンピック招致について賛否を尋ねたところ、▼「賛成」が47%、▼「反対」が53%でした。
泊原発再稼働の是非
知事選挙の出口調査で北海道電力泊原子力発電所の再稼働の是非について尋ねたところ、▼「賛成」が46%、▼「反対」が54%でした。
鈴木氏に投票したと答えた人に限ってみますと、▼「賛成」が53%、▼「反対」が47%でした。
前回投票先と今回投票先の関係は
知事選挙の出口調査では、前回の知事選挙で鈴木氏に投票したと答えた人のうち、80%台後半が今回も鈴木氏に投票したと答えました。今回、池田氏に投票したと答えた人はおよそ10%でした。
前回の選挙で野党各党が推薦した石川氏に投票したと答えた人のうち、およそ80%が今回、池田氏に投票したと答えました。今回、鈴木氏に投票したと答えた人は10%あまりでした。
2023年4月9日
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