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10年前を伝える場所 8. 20広島市土砂災害からことしで10年

気象予報士・勝丸恭子 きょうこのポイント!
  • 2024年02月27日

今月はじめ、他局の気象予報士仲間と一緒に足を運んだ場所があります。

2014年8月20日に発生した広島市の北部での集中豪雨から
あと半年ほどで10年になります。
77人もの方が犠牲になり、「線状降水帯」という名前が全国に知られるきっかけになりました。
その災害の教訓を伝える「広島市豪雨災害伝承館」が、昨年完成しました。

2014年当時、私が現地に足を運べたのは発災から5日後くらいでした。

水が流れ続ける急斜面や土のにおいなど
あれから10年もたつとは思えないほど鮮明に思い出します。

伝承館には、パネルや動画でわかりやすく展示がしてあるほか
当時の詳しいお話をうかがうこともできます。
特に、被災直前みなさんがどのように過ごしていて、
あたりの様子がどうなって、どう判断をしたのかといった展示は
今後の防災にもとても役立つのではないかと感じました。
訓練や講習会などもあるそうなので、足を運んでみてください。

まだまだ寒い日があって、春と冬を行ったり来たり。
とはいえ、降ればザーッと雨脚が強くなるなど、季節が進んでいることを感じます。
あと4カ月もすれば梅雨の真っただ中です。
ことしも雨のシーズンを安全に乗り切るために、準備を始めてくださいね。


◆ひるまえ直送便・おはようちゅうごく◆
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