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広島市植物公園の夜間開園 テーマは「夜に咲く花 香る花」

  • 2023年09月15日

広島市植物公園では、9月9日から開館時間を延長して、夜の植物を楽しんでもらうイベントを行っています。どんな植物があるんでしょうか。イベントを前に、現地から志賀アナウンサーが紹介します。

ラッパ型の白く美しい花。名前は「ヨルガオ」。なんか聞いたことある名前だな、と思いませんか?

こちらはアサガオ。でもいまの時間は花がしぼんでいます。どちらも夏の花なのですが、アサガオは日中元気に花開いて、ヨルガオは夜に元気になります。植物の中も進化はそれぞれ。夜に活発になる虫やコウモリなどに花粉を運んでもらうことを選んだ植物もたくさんあります。
このイベントは、日中あまり見ることのない植物を楽しめるイベントです。すべて紹介することはできませんが、いくつかピックアップして紹介していきます。

みなさん聞いたことありそうな花も。

「オシロイバナ」という花です。子どもの頃、この花で水に色をつける遊びをした人も多いと思います。オシロイバナも、夜の花なんです。英語では、「4オクロックフラワー」なんて言うことも。夕方4時頃から咲き始めるからです。身近な花でも意外と知らないことがありますね。

もうひとつご紹介します。今回のイベントのテーマは「咲く花」だけじゃなく、「香る花」も。それが、こちらの温室の中にあります。

花は見たことないけど、ひょっとしたら香りは嗅いだことあるかも…?そんな花を見つけました。

この黄色い花。「イランイラン」の花です。香水や、オイルや、入浴剤などで、嗅いだことありませんか?結構ポピュラーな香りですよね。この花も、夜は香りがぐっと強くなるんです。日中は、鼻を近づけてもうっすら香る程度。夜になると、ちょっと離れても強く香ります。というのも、明かりがない夜は花を見つけてもらえない。だから、香りを強く出して、虫を呼び寄せているんです。このイベントでは香りも楽しめる花がいくつか見られるそうです。

こちらは、広島市植物公園“植物マイスター”の久保晴盛さん。紹介したのはほんの一部ですが、今回のイベントの楽しみ方を聞いてみました。

“植物マイスター”久保さん
夜の植物園の雰囲気を楽しんでほしい。珍しい植物があるので写真が好きな人にも。仕事終わりにも来られるので、日中仕事でお忙しい人、コンサートやキッチンカーも来るので、家族やカップルでも楽しめます。ぜひ、たくさんのご来場を!

イベント期間は、ライトアップも行われます。みなさんもぜひ、珍しい植物やライトアップを楽しんでください。イベントの開催期間は、9月9日、16日、17日、23日、24日の土日の5日間。この日は、開館時間が午後9時まで(最終入場は午後8時半)となります。

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