除雪・雪下ろしの呼びかけ - 大雪になったとき
大雪による事故で亡くなるケースの多くが、除雪・雪下ろしの作業中のものです。そのうち8割以上が、65歳以上の高齢者です。屋根に大量の雪が積もった状況での雪下ろしや1人で行う作業は、大変危険です。特に高齢者には、無理な作業はせず、頑丈な建物や避難所への移動も検討するよう促してください。除雪・雪下ろしには、命に直結する危険が潜んでいます。繰り返し強く呼びかけてください。
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家の扉やふすまが開きにくくなったり、家がきしむような音がしたりした場合は、建物がひずんでいるおそれがあります。 雪が弱まるタイミングを見計らい、安全を確認した上で、雪下ろしをしてください。難しい場合は、近くの頑丈な建物への避難も検討してください。
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屋根の雪下ろしは、1人ではなく複数で行いましょう。やむを得ず1人で行う場合は、家族や近所の人に声をかけ、時々様子を見てもらうようにしてください。
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屋根の雪下ろしの際は、必ずヘルメットをかぶり、転落防止の安全帯を装着して命綱を結んでください。命綱は、屋根に設置された雪の滑り止めなどの器具に結びつけてください。そうしたものがなければ、近くの頑丈なものに巻きつけてください。
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雪下ろしの際は、ハシゴから落下しないよう注意してください。ハシゴの足元は、しっかり固定することが大切です。凍った地面など滑りやすい場所には置かないでください。
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屋根からせり出した雪と屋根の境目が分からず、踏み抜く事故も起きています。下から声をかけてもらうなど、境目を確かめながら作業してください。
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万一転落して動けなくなった時のために、携帯電話や笛を持ってください。また、転落に備え、周囲にクッションとなる雪を残しておきましょう。
[参考にしてください]
大雪が予想されるときや特に注意・警戒が必要なとき、気象庁や国土交通省などがさまざまな情報を発表します。例えば・・・
- 「顕著な大雪に関する情報」
- 重大な災害が発生する可能性が高まり、一層の警戒が必要となるような短時間の大雪が見込まれる場合に発表されます。現在、新潟県、富山県、石川県、福井県、福島県(会津地方)、山形県、滋賀県、兵庫県、京都府、広島県、岡山県、島根県、鳥取県で運用されています。
- 「大雪特別警報/暴風雪特別警報」
- これまで発表されたことはありませんが、最大級の警戒を呼びかける情報です。記録的な大雪(府県程度の広がりを持って50年に一度の積雪深)となり、かつ、その後も警報級の降雪が丸1日程度以上続くと予想される場合に発表されます。発表条件を満たす例として、死者・行方不明者231人、住宅全半壊1735棟の三八豪雪(福井・1963年)、死者行方不明者152人、全半壊466棟の五六豪雪(福井・1981年)が挙げられているように、甚大な被害が予想されます。
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