2021年09月28日 (火)読書の秋におすすめ!(夏の思い出も添えて)
ブログをご覧の皆さん、お久しぶりです。
セミからスズムシへの音色のバトンタッチで秋を実感する横山です。
だんだんと秋が深まってきましたね。
きょうは読書の秋におすすめしたい、山口ゆかりの文豪をご紹介したいと思います。
ことしで生誕150年を迎えた明治の文豪、国木田独歩。
教科書などで名前を聞いたことがあるという方も多いと思います。
37年の短い生涯のうち、およそ19年間を山口と東京での勉学で過ごしました。
山口市や岩国市、それに田布施町、平生町、柳井市でも暮らしていて、
この地域を舞台にした作品が多く残っています。
代表作の『武蔵野』は、私も読んだことがあるのですが、
東京の武蔵野の話なので、山口にゆかりがあるってちょっぴり意外でした。
さて、独歩の作品を読む際に注目して頂きたいのが《風景描写の魅力》です。
『武蔵野』は、秋から冬の武蔵野の風景の美しさを
独歩の言葉を通して認識した作品として知られていますが、
同じように、山口を舞台にした作品で身近な風景をどんな言葉で描いているのか、
風景描写の魅力に注目することでより興味深く読めるかもしれません。
独歩が生きていた時代から100年以上経っても
変わらずに風景を身近に感じながら楽しめる作品がたくさんあります。
ぜひ、秋の夜長に独歩と巡り会ってみてください。
最後に、この夏の思い出。コロナ禍が続くなか唯一体験できた風物詩。
人生最高記録を更新しました。
投稿者:アナウンス | 投稿時間:16時00分