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東京 長野で黄砂観測 交通影響の発生のおそれも 関東甲信地方は18日いっぱい注意必要

  • 2024年4月18日

東京の都心と長野市でも黄砂が観測されました。関東甲信では黄砂が飛来し、東京の都心でも観測されました。きょう、18日いっぱいは注意が必要です。

各地の黄砂はしだいに薄まる見通しですが、「視程」が5キロ未満になると交通への影響が発生するおそれもあり、気象庁は18日いっぱいは注意するよう呼びかけています。

東京・長野 “黄砂観測”

関東甲信では黄砂が飛来し、東京の都心でも観測されました。きょういっぱいは注意が必要です。

気象庁によりますと大陸からの黄砂が飛来し、関東甲信でもところによって観測されました。

午後3時までに宇都宮市、水戸市、横浜市で物が肉眼ではっきり見える範囲の「視程」が10キロ未満となりました。

また、東京の都心と長野市でも黄砂が観測されました。

各地の黄砂はしだいに薄まる見通しですが、「視程」が5キロ未満になると交通への影響が発生するおそれもあり、気象庁はきょういっぱいは注意するよう呼びかけています。

“黄砂とその健康影響は”

黄砂が人体に与える影響について、環境省は、これまでの研究成果などをもとに2019年3月、「黄砂とその健康影響について」という小冊子にとりまとめています。

この中では、黄砂の飛来との関連が報告されていることとして、目のかゆみや結膜炎、鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状、気管支ぜんそくや肺炎など呼吸器疾患の悪化を挙げています。

特に子どもは、気管支ぜんそくの受診や入院が増えることとの関連も報告されているとしています。

また、循環器疾患への影響として黄砂の飛来と、心筋梗塞による入院や発症の増加との関連も報告されていますが、黄砂が発症にどのように関係しているかはわかっていないとしています。

黄砂のうち小さなものは、大気汚染物質のPM2.5に含まれるため、PM2.5の対策が黄砂にも有効だとしています。

このため環境省は、特に呼吸器や循環器に疾患のある人、また子どもや高齢者は、不要不急の外出を控えたり、外出の際はマスクを着用し、激しい運動は避けたりするなど黄砂を吸い込む量を減らすよう呼びかけています。

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