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  • 2024年2月26日

宇都宮市LRTダイヤ改正で「快速」所要時間や本数は 西側へ延伸計画も

~開業半年 今後の計画と課題は~
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宇都宮市のLRT=次世代型路面電車は、春のダイヤ改正で朝の通勤通学の時間帯に初めて快速を運行することになりました。このLRTは2023年8月、全国で初めて全線路を新設して開業し、想定より1ヶ月ほど早く累計利用者数が200万人に達したということです。快速の所要時間など運行の概要や延伸計画のほか、開業半年の課題などについてまとめました。 
【更新 2月26日】

平日朝のラッシュ時に快速運行

2023年8月に開業した宇都宮市のLRT=次世代型路面電車にLRTについて、宇都宮市の佐藤栄一市長は2月21日の記者会見で、この春に初めてのダイヤ改正を行い、平日朝のラッシュ時間帯の下り線に、1日2本の快速を運行すると発表しました。

宇都宮市 佐藤栄一市長 
「快速の運行と増便によって、LRTの利便性がさらに向上する。今後は路線バスなど、ほかの交通機関との接続を進めて、さらなる公共交通のネットワーク化につなげていきたい」

快速 6駅に止まらず現状より6分短縮

LRTは、栃木県の宇都宮市と隣の芳賀町までの14.6キロの区間を48分で結び、朝夕の通勤通学の時間帯は、およそ8分間隔、そのほかの時間帯は12分間隔で運行されています。

快速は19ある停留場のうち6つには止まらず、これによって全体の所要時間は今よりも6分短い42分になるということです。また、朝夕の時間帯の便数を増やすほか、信号の待ち時間を調整することなどによって普通列車の所要時間を44分にするということです。

新しいダイヤの運行は、2024年4月1日からを予定しています。

市内中心部の西側に延伸の計画も

宇都宮市はLRTを市内中心部の西側におよそ5キロにわたって延伸させることを計画していて12の停留場の配置案を公表しています。

その一方で、レールの新設などに必要な国への特許申請の時期について、宇都宮市は、当初、ことし中に行うとしていましたが、市中心部におけるまちづくりの議論をより丁寧に進めていく必要があるなどとして、2025年度中に先延ばしする方針を示しました。

開業時期については、宇都宮市が目指す2030年代前半で変更はないとしています。

累計利用者数200万人 想定より早く到達

宇都宮ライトレールによりますと、宇都宮市のLRTは2024年2月3日に累計の利用者数が200万人に達しました。 
現在の利用者数は平日が1万2000人あまり、休日は9000人あまりとなっていて、休日の利用者数が当初の想定を大きく上回っていることなどで想定より1か月ほど早い達成となったということです。

これについて宇都宮市は、通勤や通学の利用にとどまらず、幅広い世代の住民が買い物や食事などの移動手段として利用していると分析しています。

LRT乗り継ぎ バス路線利用は伸び悩み

宇都宮市は周辺のバス路線をLRTの停留場を通るように再編するなどして、市民が公共交通機関を乗り継ぐことで移動しやすくなるまちづくりを目指しています。

しかし市の調査によりますと、再編されたバス路線の利用者は、今のところ伸び悩んでいるということで、今後はLRTの沿線地域だけでなく、より広い範囲の住民に、利用を促していくことが課題となっています。

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