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江東区長選挙2023年12月 各候補者の運動と訴えは? 12月10日投票

混乱の区政 立て直しをどうする
  • 2023年12月8日

12月10日に投票が行われる東京・江東区長選挙に立候補している候補者の訴えや運動の特徴を紹介します。届け出順に候補者ごとにまとめました。

候補者の顔ぶれ 支援や支持は

立候補しているのは、いずれも無所属の新人の5人で、多くの国政政党や地域政党などが候補者の支援を表明しています。

大久保朋果氏(無・新)

元東京都政策担当部長の大久保朋果さんは、東京都庁で30年近く、福祉行政などに携わり、福祉の充実や防災対策などを進めると訴えています。

江東区政の混乱停滞でストップしているのはあまりにももったいない。区民の信頼を取り戻すため、区役所全体でコンプライアンスの徹底に取り組む。


自民党や公明党などの支援を受け組織で戦い、上司だった小池都知事も全面的に応援しています。都とのパイプを強みに、区政を前に進めたいと駆け回ります。

課題もたくさんあって、江東区政まったなしの状況だと思います。子育て環境の充実、またお年寄りの介護の整備、災害への備えにもしっかり取り組んで、区民の皆様の命を守る政治をしたい。

三戸安弥氏(無・新)

元江東区議会議員の三戸安弥さんは、ことし4月の区議会議員選挙ではトップで当選しました。

区民とともにたたかう区長選だ。政治を諦めないでください。風が起きるのを待つのではなく、一緒に風を起こしていこう。


選挙カーを運転するのは夫で、しがらみのない政治をモットーに組織に頼らず家族や友人が運動を支えます。2人の息子の母親として子どもの未来を守るため、税金の無駄遣いをなくして、福祉を豊かにすると訴えています。

ここで諦めてしまうとまた同じ事が起きかねない。大きな相手にぶつかっていくような選挙になので、くじけそうになることもあるが、区民からのたくさんの負託を受けているという自負のもと頑張っていきたい。

猪野隆氏(無・新)

元国税庁職員の猪野隆さんは、子育てや介護に関する支援の充実と物価高騰対策の強化を訴えています。

今は公助の時代で、行政がしっかりと子育てや介護を支援していく時代だ。保育士や介護士の報酬をきちんと引き上げて、人手不足、人材不足を解消していく。


区長選挙への立候補は今回で3回目です。これまでに街頭演説を3000回行ってきたと言い、地元の仲間がサポートして草の根で活動を広げています。区政の混乱が続くなか、今こそ体制の刷新が必要だと呼びかけます。

区民に誠実な政治をまず訴えたい。政治屋とは違った、ふつうの意識をもった人たち、一般市民感覚を持った人たちが区長になれば、混迷した区政を変えられるのではないか。

小暮裕之氏(無・新)

医療法人理事長の小暮裕之さんは、経営者や小児科医としての経験をもとに、子育て世帯や高齢者に魅力的な街づくり、行政改革の推進などを訴えています。

私たち民間が立ち上がらなければ、政治家、官僚、公務員にとっての都合のいい政治と行政が続いてしまう。


日本維新の会のサポートを全面的に受けて戦い、党の幹部も応援に駆けつけました。政治経験のない民間出身者だからこそ、区政を変えられるとアピールします。

区長はトップマネージメントができないといけない。まずは日本一子育てしやすい江東区であること、日本一教育が優れた江東区であること、日本一高齢者が生きがいを感じる江東区であること、この3つを目指していきたい。

酒井菜摘氏(無・新)

元江東区議会議員の酒井菜摘さんは、看護師や助産師として12年間働いてきました。妊娠中からの切れ目のない子育て支援などを訴えています。

ニュースで騒がれるのは利権や金の問題ばかりで、政治だけが腐敗していることに私も怒っている。私が6歳の女の子を育てる母親だからこそ、子育て最優先の子育て先進区をつくる。


選挙カーは主に大通りを走ります。寝ている赤ちゃんを起こさないためだといいます。世田谷区の保坂区長も応援に入りました。立憲民主党や共産党など、多くの野党から支援を受けています。

がんの闘病や不妊治療、孤独な子育てを経験した。さまざまな当事者の視点を区政に反映させてきた。引き続き力を入れていきたい。

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